先日、生姜の植え付けをしました。
今年は4月の気温が低かったことや雨が多かったことから畝立てが遅れ、昨年より2週間ほど遅い植え付けとなりました。
「生姜栽培の手順」
「種生姜の準備」
私は近くのホームセンターで購入しました。
種生姜は色つやがよくてみずみずしく、白い芽が付いたものを選びます。
・ホームセンターで購入した種生姜1㎏です。
植え付けまでは温かい室内で保管しました。
生姜は低温に弱いこと、15度以上になると芽が膨らんでくること等から、芽出しを兼ねて温かい場所で保管したのです。
・青白い芽が膨らんでききた種生姜です。
種生姜は 1片が60~70gになるように手で割ります。
少し小さいものもありますが、16個の種生姜ができました。
・1片60㌘位に分けたところ16片できました。
「畑の準備」
植えつけの1週間くらい前に石灰、完熟堆肥、化成肥料を入れてよく耕し、畝幅60センチの畝を作りました。
「植え付け」
植え付けでは、千鳥掛けに植えるため、畝に深さ10センチほどの溝を2筋掘ります。
その溝に堆肥と化成肥料を施し、生姜が肥料に直接当たらないように肥料の上に厚さ4~5㎝の覆土をします。
・右側が堆肥と化成肥料を施した溝。左側は4~5㎝の覆土をして植える状態にした溝です。
覆土した2条の溝に株間30cmで、種生姜の芽の出る方を上にして置き、更に、株間に化成肥料を少量入れます。
その上に5~6cmくらい覆土をして植え付けます。(深くなると発芽に時間がかかります。)
・種生姜は芽の出る方を上にして30㎝間隔で千鳥掛けに植え付けました。
最後に土を戻して畝を作り直します。
植え付け後には、灌水し、乾燥防止のため敷き藁をしますが、今回は翌日に雨が降る予報だったため灌水は省略しました。
・植え付けた終わって作り直した畝です。
「栽培管理」
この後、5月下旬になると茎が伸びてくるので、下記の目安で追肥します。
・追肥・土寄せ
第1回(草丈が15~20cmになった頃) 化成肥料を株もとに追肥し、軽く土寄せします。
第2回(草丈が30~40cmになった頃) 同上
第3回(2回目の追肥から1か月後) 同上
「収穫」
生姜の収穫は夏から秋にかけてですが、好みによっていろいろな収穫が楽しめます。
・「葉ショウガ」として収穫する場合は、植え付けから約3ヶ月後(葉が7〜8枚の頃)です。
・「新ショウガ(根ショウガ)」としての収穫は、10月から11月ころに葉先が黄色く枯れた頃で、霜が降りるまでに行います。
なお、新ショウガについている「種生姜」も食べることができます。