私が住まいする住宅地内の5号公園のサクラが満開となっていましたが、一昨日の強風によって散り始めました。
桜の花は、春の暖かな日ざしを受けて蕾を急速にふくらませ、いっせいに花を開かせたかと思うと、こんどは春嵐をまともに受けて散ってしまいます。
世の中の移り変わりの激しいことを、桜の花の散りやすいことに例えて詠まれた俳句があります。
今日は江戸時代の俳人大島蓼太(おおしまりょうた)の句をご紹介します。
・住宅地内、5号公園のサクラです。
江戸時代の俳人、大島蓼太は「世の中は三日見ぬ間に桜かな」という俳句を詠んでいます。
この句は、三日間外出しなかったら桜の花がすっかり咲きそろっている、即ち、いつの間にか桜が咲いていたということを詠んだものなのですが、それが現在では「世の中は三日見ぬ間の桜かな」と、「に」が「の」に誤伝されて使用されています。
「世の中は三日見ぬ間の桜かな」になると、作者の意に反して、三日見ない間に散ってしまう桜となりますが、現在では、世の中の移り変わりの激しいことを、桜の花の散りやすいことに例えて、この句が使用されているということです。
今、新型コロナウイルスが世界に蔓延しています。
日本でも昨日、感染者が4000人を突破しました。
一向に収まる気配のないコロナの感染防止のため、安倍総理大臣は今日、緊急事態宣言を発令するそうです。
この宣言は法律に基づいた不要不急の外出自粛となるので、多少不便が生じるかもしれませが、早期終息のため、国民一人一人がこの宣言の内容を遵守しなければなりません。
新型コロナの感染者は我が町、熊取町でも2名確認されました。
「3日見ぬサクラ」どころではなく、3日経つと1000人を超える感染者が確認される勢いです。
全国の皆さん、手洗い、うがい、咳エチケットを守り、3密(密室、密集、密接)を避けてください。
あなたやあなたの家族を守るため、そして他人にうつさないためにも感染にはくれぐれもご注意ください。