らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

たんぽぽ

2020-04-05 | 

あぜ道の草刈りをしてると、たくさんのたんぽぽの花が話しかけてきます。
「私たちを刈らないで!」
「花の後、綿毛をつくるので、それまで待ってくださ~い」
「おねがい!」
雑草の中のタンポポの花を見ていると、このように語りかけているように感じます。
今日は可愛い花タンポポについてご紹介します。

・雑草の中に咲いているタンポポです。


道端や荒れ地、土手、畦など、至るところに黄色のかわいい花を咲かせるタンポポは、日本中で見られる春のポピュラーな花です。
成長するとふわふわの綿毛に変わるので、小さい頃にフーッとその綿毛を吹き飛ばして遊んだ人も多いのではないでしょうか。
いま、私の畑のあぜ道にもたくさんのたんぽぽの花が咲いています。
可愛いくて綺麗な花なので刈り取るには忍びないのですが、ほかの雑草が伸びているので仕方なく、タンポポの願いを振り切って刈りました。



「名前の由来」
タンポポ(蒲公英)はキク科タンポポ属の多年草です。
名前の由来は、諸説あります。
・その一つは、種の冠毛(かんもう)が丸く集まっている様子が、綿を丸めて布などで包んだ「たんぽ」に似ていることから、「たんぽ穂」と名づけられたと
 いう説。 
・他には、田んぼのあぜ道などによく生えていることから、昔は「田菜」と呼ばれていて、その「たな」が「たん」に変化し、綿毛がほほけるという特徴を
 表す「ほほ」と結びついてたんぽぽになったという説。
・更に、タンポポの茎の両端を細かく裂くと、反り返って鼓のような形になることから「鼓草(つつみぐさ)」と呼ばれていて、鼓をたたいたときの「タンタン、
 ポンポン」という音がタンポポの名前の由来になったという説もあります。

・花が終わって綿毛になったタンポポです。


「食用としてのタンポポ」
現在ではあまり食用としては使われていませんが、明治時代までは若い葉を湯がいてお浸しや胡麻和えにしたり、更に、花を天ぷらにしたり、根できんぴらを作ったりして食べられていたようです。
また、現在でも、根を刻んで乾燥させて煎った、たんぽぽコーヒーを出している喫茶店もあるということです。

・綿毛が飛んでなくなったタンポポです。


「セイヨウたんぽぽとの違い」
日本にはカントウタンポポなど、在来種が10種類ほどありましたが、明治時代にセイヨウタンポポの種子が持ち込まれたことをきっかけにどんどん繁殖し、今では都市近辺で見られるのはほとんどがセイヨウタンポポだそうです。
日本のタンポポと西洋タンポポの違いは、花のすぐ真下の部分、総苞(そうほう)と呼ばれる花びらをまとめる部分に違いがあります。
即ち、下の画像のように花のすぐ真下の総苞(そうほう)と呼ばれる花びらをまとめる部分が、西洋たんぽぽは反り返っていますが 日本タンポポは閉じています。