先月「胡坐をかいた大根」をご紹介しましたが、今日は普通サイズの約4倍もある巨大な大根をご紹介します。
先日、収穫するために畑に行ったところ、太くて大きな大根があったので引き抜いてみました。
それが下の画像の大根です。
この巨大大根、重さでは右側の普通サイズ大根の約4倍ありました。
家庭菜園を長い間していますが、このような大きな大根が出来たのは初めてです。
「4倍大根のサイズ」
4倍大根 普通サイズ 倍率
長さ 52㎝ 32㎝
太さ(周囲)38㎝ 24㎝
重さ 4.5 ㎏ 1.0 ㎏ 4.5倍
体積 5878㎤ 1451㎤ 4.05倍
なお体積の計算にあたっては、葉っぱの付け根から根の先まで、同じ太さの円柱と仮定して計算しています。
・左が4倍大根、ニンジンの左の大根が普通サイズの大根です。
左が
この大根の種を蒔いたのは9月29日でした。
その頃は、当地方では雨が降らず、畑がカラカラに乾いていたことから、葉物野菜の発芽はあまりよくありませんでした。
しかし、大根は違っていたように思います。
発芽した後は順調に生育し、冬の間も大きく育ちました。
畝にはまだ大きな大根が数本残っています。
このまま置いておくとまだまだ生長し、その内「ス」が入るかも知れません。
食べるためには早めに収穫した方がよさそうですが、老夫婦の食生活ではなかなか消費できません。
・4倍大根ほどではないですが、普通サイズより太い大根がまだ数本残っています。
「スとは」
なお、「す」が入るというのはダイコンの老化現象だそうで、その原因の多くは収穫が遅れてしまったことにより生じます。
大根はピークまで生長した後、収穫せずに畑に植えたままにしておくと、その後も生育が続きます。
そして、生長のピークを過ぎてしまった後は衰えていきます。
人間でいうところの骨粗鬆症のような状態でしょうか?
この状態になると「す」が入って食べられません。
従って、「す」が入る前の若くて元気な時に収穫するようにします。
・これがスが入った大根です。
当地方では、葉っぱを切り取って畑にそのまま残している大根をよく見かけます。
これは生長を止めて「ス」が入るのを防ぐための対策なのかも知れません。
我が家でも一度試してみたいと思います。