らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「月とスッポン」の他説

2024-02-29 | 雑学

「月とスッポン」という慣用句がありますが、この「スッポン」は亀の仲間の「スッポン」と思っていたら、別の説もありました。
そこで改めてこの言葉について調べました。

「月とスッポンの由来」
①「スッポン説」
月とスッポンとは、ご存知のように、比較にならないほどその違いが大きいことを例えた言葉です。
この言葉の由来は、月とスッポンの形からとする説があります。
月とスッポンは形こそ丸く似ているものの、大きさは満月の方が圧倒的で、まるっきり違うものであること。
そして、夜空に浮かぶ「月」は誰の目から見ても美しいが、泥の中にいる「スッポン」は顔も醜く見た目がいいとは言えない。
このことから、優れて美しいものとそうでないもや、比較にならないほどの違いの例えとして「月とスッポン」という言葉が使われるようになったとする説がよく知られています。

②「素盆説」
ところがウィキペディアや国語辞典のweblioには、スッポンは亀の仲間のスッポンではなく「素盆(ずぼん)」が訛ったものと説明しています。
意味は同じですが、語源については、月とスッポンは同じように丸いが、全くかけ離れているとし、この時の月は水に映ったものであり、また、すっぽんは「素盆(ずぼん)」が訛ったものと説明しています。
つまり、この言葉は、「月と素盆」と言われていたのが、次第に変化して「月とスッポン」になったと言うことです。

・スッポンが丸いとされているのは、甲羅が丸いからなのでしょうか?


「スッポンが丸い?」
でもスッポンが何故丸いのでしょうか?
中国ではスッポンの事を「団魚(だんぎょ)」と言い、日本でもスッポンの異称として団魚と云う言葉が使われています。
これはスッポンの甲羅の模様が丸いことからのようです。
「団」とは、広辞苑によれば、①丸い事、丸い形 ②ひとかたまりになって集まること などと説明されているように、丸いという意味があります。
この事から「スッポン」は丸いと言われています。

しかし、ネットを見ると、スッポンは甲羅の模様が丸いものもいますが、殆どのスッポンには丸い模様が確認できませんでした。
スッポンを「丸い」と表現しているのは、模様ではなく、丸い甲羅を持っていることからのような気がします。(上の画像をご参照ください)
今日は慣用句「月とスッポン」の他説を調べてみました。