秋のお彼岸も明日25日で明けます。
今年は前半の4日間が連休だったことから、ご家族揃ってお墓参りをされた方も多かったのではないでしょうか?
お墓参りでは、墓の周囲を掃除し、花や線香、お団子(私の故郷ではお米)などを供え、墓石に水をかけます。
墓石に水をかけるのは、決して水が余ったからではなく、また、墓石をきれいに洗うのが目的でもありません。
では、墓石に水をかけるのはどのような理由があるのでしょうか?
今日はその理由について調べてみました。
「墓石に水をかける理由」
墓石に水をかけるのはあくまで仏教上の理由からなのです。
仏教の教えによれば、死者は生前の行いによって裁判を受け、あの世で行く世界を決められます。
あの世には六つの世界、いわゆる六道があると言われています。
六道とは、天道、人道、阿修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道の六つの世界のことです。
その内、天道が「極楽浄土」と呼ばれる天国であり、「成仏する」とか「仏になる」とは、この天道へ行くことを意味しています。
しかし、もし成仏できなければ、他の五つの世界のいずれかへ落ちることになるのですが、中でも餓鬼道に落ちると、永遠に飢えと渇きに苦しめられるとされています。
そんな餓鬼が唯一飲むことができるのが、お墓にかけられたお水なのだそうです。
お墓にお水をたっぷりとかける慣習は、「先祖にも、ひょっとすると餓鬼道に落ちている人がいるかもしれない。もし、いるなら、その先祖の苦しみを癒したい。」という想いから始まったものとされています。
勿論、汚れてしまった墓石を水で綺麗にすることが供養の一つと考えられていることもあります。
また、水をかけることは「冷や水を浴びせる」行為として、ご先祖様への侮辱に値すると考え、濡らしたタオルなどで墓石を拭いて浄めるという習慣がある地域もあります。
お墓へ水をかけるのも、かけないのも地域の慣習に従うべきでしょうが、かける場合の本当の意味は、前述した仏教上の理由からとされているようです。
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墓石を水で清めるのではないとは教わりましたが、くわしくは忘れていました。(^_^;)
そういえば、京都に六道珍皇寺がありました。
https://blog.goo.ne.jp/iinna/e/c734ab227c1449c64ef2f561301a3519
六地蔵も、六道をすくうお地蔵さまでしたか・・・❔
コロナ禍下に、遊び先が制限されたため、マイ・ブログを細かく分類することにして、旅も区分けしました。