「ワット・ポーン・チャイ」の本堂内です。
本堂の四隅には聖木が供えられます。
本堂裏には仏陀と背合わせで、「チャオ・ポー・ルアン」(男性霊媒)が座って、村人の参拝を受けます。
本堂と「チャオ・ポー・ルアン」の座る前を村人は踊りながら三周します。
精霊が憑依したのか酩酊状態なのかわからない人もたくさんいます。
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■ダーン・サーイ地区役場からワット・ポーン・チャイへ向かうピーターコンパレードが終わろうとする頃、ケオ・アーサー通りの反対側からもう一つのパレードがワット・ポーン・チャイへ向かおうとしていました。
精霊信仰の「ブン・ルアン」の行事表によれば、午後3時から「チャオ・ポー・クアン」宅で行われた「バイ・シー・スー・クワン・パー・ウェット」(パー・ヴェサンタラの霊を呼び寄せる儀式)を終えた「チャオ・ポー・クアン」と「チャオ・メー・ナーン・ティアム」(女性霊媒)が「パー・ウェット」を「ワット・ポーン・チャイ」へ導いていきます。
ケオ・アーサー通りをバー・シーを先頭に、禅定印の仏陀像、4名の僧侶を載せた輿と、「チャオ・ポー・ルアン」を載せたバン・ファイがワット・ポーン・チャイへ進みます。
チャオ・ポー・ルアンは道すがらタン・ブンを施しています。
山門をくぐります。
村人が続きます。
本堂を三周して本堂へ入ります。ピー・ター・コンの仮面を外した若衆は輿を激しくゆすりながら進みます。僧侶は振り落とされないように輿に付いた桟にしがみついています。
■儀礼はこの後、天上の「パヤー・テーン」に降雨を促すバン・ファイ(ロケット花火)が捧げられ、「ター・ワン・ウェン」(ワン・ウェン桟橋)からピー・ター・コンの面やピー・トン・ルアンの杖がマン川に流されます。