懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

スーパースター・ガラ2024 キャスト表とか

2024-10-07 19:07:15 | バレエ
スーパースター・ガラ2024 
10/05 15時 東京文化会館大ホール

※前回も、この芸術監督は、割と音楽センスが良くて、作り事の虚構を、音楽や音響効果をうまく使う事で、観客の心に迫るものにしていってる印象。で、今回は、テープ演奏でなくオケ付きに変え、、そういう、音楽を大事にする芸術監督の嗜好(?)が公演の質を上げることに一役買ってたように思いました。

※<>部分はオーケストラ演奏。

<チャイコフスキー「エフゲニー・オネーギン」よりポロネーズ>
昨今の世界フェスの開始の時、音楽を聴かせながら、前方表示で演目順と出演ダンサーの字幕が出て、これから始まるコンサートへの期待を高めるような演出がありますが、ここはその上を行く感じで、テープ演奏でなく、オケ。

開演して舞台幕おりた状態で、これから始まる舞台を待つ中、照明落とした中で演奏を聴くと、暗いせいか集中しやすく、音楽が耳と心に入ってきやすい、様な気がしました。選曲も良くて。

(客層凄いと思ったのは、この変わった始まり方から、その後、順々に踊りの演目が続く中、かなり長い時間、咳払いなくて、見る側も、舞台上の状態に合わせて、時に楽しんで、時に静かに集中して見てたこと。だいたい、どっかでせき払いとか、出てきたりする方が一般的な気がする。)

1.『薔薇の精』 
振付:ミハイル・フォーキン 音楽:カール・マリア・フォン・ウェーバー
ミリアム・ウルド=ブラーム、バクティヤール・アダムザン

最初、薔薇の精役が、このお衣装だと、ちょっと体形が横幅ありすぎるように見えるかな、と思った。が、
それでも、見続けていると、少女に向かって腕の振りなど、細やかに役どころの何たるかを表現していて、ガラ物とはいえ、手を抜かず、作品のきちんと表現しようとする、このガラの方向性(?)に、客観的には感心しながら見ました。

男性は、この踊りより別の踊りの方が、身体能力は出るのかな?とも思ったけど。
ミリアムは、可憐な少女をオーソドックスに演じてたけど、ジゼルの方が可愛く見えたかな。

ちなみに、過去に観た薔薇の精役では、主観的にはマラーホフが最高で、少女役は、ニーナ・カプツォーワが絵画から抜け出たような役柄通りの可憐さで、他の追随許さない感じでした。 時間切れで、以下はキャストのみ表記。

2.『リベルタンゴ』
振付:高岸直樹 音楽;アストル・ピアソラ
上野水香、アレハンドロ・ヴィレルス

<マスネ「 タイスの瞑想曲」>

3.『海賊』よりアダージョ
振付:マニュエル・ルグリ マリウス・プティパに基づく ⾳楽:レオ・ドリーブ
ドロテ・ジルベール、リース・クラーク

4.『サイレント・クライ』
振付:パトリック・ド・バナ 音楽:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ
パトリック・ド・バナ  ※ハープ:瀬川真未

5.『瀕死の白鳥』
振付:ミハイル・フォーキン 音楽:カミーユ・サン=サーンス
スヴェトラーナ・ザハロワ
-休憩20分-

6.『ドン・キホーテ』第3幕よりグラン・パ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ 音楽:レオン・ミンクス
上野水香、アレハンドロ・ヴィレルス

<ビゼー「アルルの女」より ファランドール>

7.『眠れる森の美女』第3幕よりグラン・パ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ 音楽:ピョートル・チャイコフスキー
ドロテ・ジルベール、リース・クラーク

8.『アラベスク』 振付:パトリック・ド・バナ 音楽:クロ-ド・ドビュッシー
パトリック・ド・バナ  ※ハープ:瀬川真未

9.『ジゼル』第2幕よりパ・ド・ドゥ
振付:ジャン・コラーリ、ジュール・ペロー 音楽:アドルフ・アダン
ミリアム・ウルド=ブラーム、バクティヤール・アダムザン

10.『Rain before it Falls』
振付:パトリック・ド・バナ 音楽:オットリーノ・レスピーギ
スヴェトラーナ・ザハロワ、パトリック・ド・バナ

フィナーレ

指揮:渡邊一正
管弦楽;パシフィックフィルハーモニア東京
上演時間:約2時間



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