チーズケーキとシフォンケーキは、
母の得意とするケーキ。
意地悪な言い方をすれば、
どっちも混ぜて焼くだけという共通点あり(笑)。
見かけはイマイチでも、味はおいしい母の味。
今回のものは、砂糖と焼き加減の塩梅がとてもいいね。
8月はいろいろイベントが多い月。
お盆のお墓参りや家族の集まりもそうだし、
故郷を離れている人の帰郷シーズンに合わせ、
同窓会も8月に集中しがちだ。
その8月、
台風11号が皮肉にも東海地方を通過するまさにその時、
高校の同窓会が約10年ぶり?に開催された。
今年は学年幹事がありがたくも超面倒な仕事を引き受けてくれて、
総勢20名の幹事を仕切り、結果100人以上集まった卒業生の総指揮を見事に果たしてくれた。
(みんな、ありがとう!)
お元気そうな恩師方々のお顔も拝見でき、
学び舎を縁とした目に見えない「人の鎖」みたいなものに痛感した。
学生時代や就職したばかりの、
人生の中でも「動きの激しい」時期を終え、
「自らを省みる」ときを迎えた大人が集まると、
なんてことない気張らぬおしゃべりも、
経験に密接にリンクした信念に基づいた哲学的で奥深いものに自然となり、
会場が「うれしい」や「悲しい」を超越した特別な感情と熱気で溢れた。
思えば、
高校時代たるものたった3年で、
「(受験)地獄」をともに戦ったからなのか、
人生において最も楽しくも傷つきやすい青春時代(ことばにするだに恥ずかしいけど)を一緒に過ごしたからなのか、
過ごした時間はとても濃く、「仲間意識」を強く感じるのは不思議だ。
皆が一同に同じタイムマシンに乗ったかのように同時に時空を駆け戻り、
いつのまにか、かつてのニックネームが自然と飛び交い、かつての距離感に舞い戻って行く。
それでも、
100人100様の環境に暮らし、100人100様の経験を経、
100人100様の時間を過ごした中で付加された後天性要素は当然のことながら存在し、
一見、その要素が大きいように見えても、
「仲間」の中ではその要素も、あくまでもマイナーファクターでしかなく、
お互い、「不変」で「普遍」の何かを探りあい確信する。
そんな時空を旅する時はあっという間に過ぎ、不確定だが再会の確約をし、またそれぞれの生活空間に戻る。
上空で荒れまくった嵐のせいなのか、今年の同窓会は一種特異な空気が流れていた。
会のクロージングはもちろん「校歌」で。
みんなおつかれさま。また次回!
ね!