名古屋するめクラブ

~名古屋発くうみるあそぶ~

嵐「復活LOVE」制作秘話 by 山下達朗さん

2016年02月22日 22時35分18秒 | 聞く

dヒッツ「追いかける2人」篇


ここんとこ思わせぶりなコメントが多いと思っていたら、

これだったのか。

達郎さん作曲&編曲、まりやさん作詞。

嵐の新曲「復活LOVE」。

達郎さんのFM番組「サンデーソングブック」。

(まずは先週分)

「編曲込で人に曲を書くのは、ほんと久し振りです。

キンキ以来かもしれません。

数年前からオファー受けてたんですけど、ようやく実現しました。

昨年の夏くらいに製作をしております。

嵐の曲ですので、いつも彼らがやっている若いアレンジャーの人がアレンジする予定だったんですけども、メンバーが僕のデモテープを気に入りましてですね。

僕にアレンジして欲しいという、そういうオーダーが来ましたので、引き受けました。

まぁ、もう年なので、若干オールド・タイムではございますけれども。

自分じゃ、割りと気に入ったアレンジが出来ました。

嵐の2月24日発売のニューシングル「復活LOVE」」

(昨日の放送分)

「嵐みたいなスーパースターは、いわゆる制作側からの話題っていいますか、裏方からの話題って、あんまり出てこないと思いますので(ここで紹介します)。

松潤がさっきやってくれたので、今日は裏方の立場からですね、冒頭にいくつかお話しましょう。
(この前の番組のゲストが松潤だったらしい)

こういう機会、なかなかありませんので。

私は嵐のメンバーは、まだジュニアだった10代の頃に何度がステージを見ることが出来ております。

個人的にも、すごい松潤が中学生の時からよく知っておりましてですね。過去、私のライブにも何度も来てくれております。

そんな縁で、今回の楽曲の提供となりました。

前の番組でも松潤が、しゃべっておりますけれども色々とやり取りがありまして具体的な要望なんかも受けて作りました。

若い頃から知ってるということはですね、例えば曲を作る時に、嵐らしさとかですね、

昔でしたらキンキらしさとか、そういう各々の個性を楽曲に反映するというのは、とっても助けになります。

特に最近のジャニーズはグループの、とっても数が多いので。

グループごとの音楽の個性化とか差別化というのが非常に図りにくいっていう、難しい時代なんです。

どこの音楽制作陣も悩んでるところでありますが。

そういった意味では、非常に幸運でありました。

嵐も、もう結成15年超えまして、少年が大人に成長する、立派な大人に成長する丁度よいタイミングで仕事ができたと思います。

ひとに曲を提供する場合は、私の場合はですね、歌入れに可能なかぎり立ち会います。

今回は、全員の歌入れにフルタイムで付き合うことが出来ました。

一番その現場で感じたのが、5人皆それぞれ、とっても特徴的な声を持ってるんですよね。

嵐のシングルの場合は、ボーカルに関しては大野くんが中心になって、歌が進行するっていうのがだいたい定番なんですが。

相葉くんとか二宮くんの声に、独特の哀愁がありましてですね。

櫻井くんもフラットな・・それから松潤はハモリ好きなので、全部ハモってるんですが。

この松潤のハモリを絡めていくと、得も言われぬムードが出てきまして。

各自の歌の特徴っていうものがハッキリ対比できるように、なるべく声に加工しないっていうですね。

ダブルボーカルとか、そういうのをしないっていう、そういうような方針で製作しました。

それが今回の一番の狙いでしょうか。

忙しい人達ですので、歌入れは全員、別々に行っております。

全員フルコーラス歌ってもらって、それを元に吟味して、歌の分担を決定しますが。

あとから、言葉尻とかですね、譜割り、そういうものがズレないようにですね、注意しなければなりません。

で、歌の切り替えとか、現場の段取りは長年嵐の製作に携わっているスタッフに決めてもらいました。

その部分では、私は一切関与しておりません。

相葉くんが「僕のエンジェルが使ってくれなかった」とかそういう事を言ったりしてますが、それを僕は関与しない問題です、濡れ衣です。

ちなみにですね、嵐の音楽制作スタッフも非常に優秀な人達でですね。

私の制作意図をよく理解してくれて、楽しく仕事ができました。

意思決定に、一切浮ついた言葉はありませんで、皆誠実で実に的確な仕事ぶりでありました。

嵐の作品がヒットをずっと続けている理由っていうのは、ここでよく分かった気がします。

そういうこう目に見えない裏方たちの努力にも是非、思いを馳せてあげて欲しいと思っております。

ちなみにですね、スタジオの歌入れの際はですね、大野くんと櫻井くんは普通に立って歌っております。

相葉くんは椅子に座って歌っております。

二宮くんは椅子の上にあぐらかいて歌っております。

松潤は何故かバランスボールに座って歌います。

皆さん、色々です。

蛇足ですけれども、途中出てくる「I miss you」、ここは松潤がやっております。

最後の「おかえり」は、相葉くんがやっております。

このセリフ入れようって提案したのは私ですが、選考したのは、これは私ではありません。

スタッフです。

使われなかったと文句言われても、僕に言われても困りますが、ファンの皆様には、きっと喜んで頂けると思います。」

以上

達郎さんならではの貴重な逸話満載でした!

達朗さんの御言葉からもやり遂げた感にじみ出てました。

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