【NHKリオ】96年ぶりの歓喜!錦織圭 銅メダル テニス男子シングルス
3位決定戦の相手はナダル。
ここまで来るとお互いに疲れが見える状態での3決。
しびれました。
以降、
試合後のインタビュー。
「今の気持ちは?」
「素直にうれしいですね。特に5-2から逆転されて何回も気持ちが折れそうになったので、ファイナル(セット)はしっかり気持ちを切り替えて。メダルももちろん懸かってますし、日本の声援だったりチームの声援も自分の力となって戦えたので、率直に今日は勝ててうれしいですね」
「トイレットブレークでどう気持ちを建て直したか?」
「彼(ナダル)がすごくいいテニスをしてきた。5-2までとは違ったアグレッシブなプレーだったり、サーブもよくくなってきたり。
少しあれを続けられたら、ファイナルもまずいかなというのは、ずっと頭の中にあった。先にブレークを取れたことで少し余裕もできて、1セット目みたいなどんどん自分が攻めるプレーを、リードしたことでより自信を持ってプレーできた」
「ファイナルセットでブレークした第4ゲーム。あのときの集中力は?」
「いやー、あんま覚えてないですね(笑)。1ゲームから攻められているのを感じていたし、自分のサービスゲームも苦労して取っていたので。さっきも言った通り、
このままではまずいなというのはあったが、彼のミスもあったり、ディフェンスがしっかり返ってくれたので、思いも寄らぬブレークではあった。
その後、本当に集中して入りましたね。5-2のこともあったので。本当に1球1球。今日はサーブがよかったので、それを信じてプレーしていた」
「2セット目を落とした原因は?」
「一番は硬くなりましたね。彼のプレーがよくなったのも半分ありますけど、メダルを意識してしまったのはもちろんある。
サーブからストロークも少し焦りが出て、さすが大舞台だなと。でもこれを乗り越えればまた、自分の力になるかもというのは、特にファイナルは感じてました」
「全米オープンを前にあまり無理しないとの発言もあったが、五輪への意識は変わったか?」
「想像以上に出し過ぎちゃいましたね。けっこう限界に体は近いので。この3位決定戦という大きさ、大事さというのも頭に入っていた。
昨日の悔しい負けが、またアンディ(・マレー)にあんなに簡単に負けるんだという、ジョコ(ビッチ)とアンディにまだまだ何もできないんだな、
というのですごくショボンとしてしまったので。
その中からチームの後押しがすごく大きかったですね。どっちみち最後の試合ですし、思いっきりプレーして自分らしいプレーを心がけるっていうのだけを頭に入れて。
来週(の全米オープン)は様子を見ながらですね」
「3度目の五輪はどんな舞台だったか?」
「結果もそうだが、確実にレベルアップしているというのは感じた。
テニス的にもそうだし、自信がついてこれだけプレーできてるというのも、本当に4年前とは違った。前回(ロンドン大会で)ベスト8でけっこういったな、というのは自分の中にはあったので、
ベスト4でもあんまり満足しないというか、当たり前というか、そういう位置にきてるんだなというのは感じていた。4年後どうなってるか分からないですけど、もっともっと強い気持ちで、強くなってまた、臨みたいですね」
「北京五輪でも「五輪はいつも自分を成長させてくれる」と言っていた。今後のツアーに対して自信になったか?」
「絶対、何かしらは得ていると思いますね。特に今日、これだけ体も疲れてる中でプッシュして、セカンド(セット)をあんな形で取られ、
その中でも集中してファイナルまたプレーできたので。プラス、ラファ(ナダル)にクレーで2回、今年負けてたので、それを吹っ切れた試合にもなった。銅メダルもそうですし、ラファに勝てたのも大きな収穫になったと思います」
【NHKリオ】マレーが五輪連覇 熱戦4時間! テニス男子シングルス
さすが、ジョコさんを破ったデルポトロ。
すごいゲームでした。
次は打倒マレー!
目指して。
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