名古屋するめクラブ

~名古屋発くうみるあそぶ~

関口知宏のヨーロッパ鉄道の旅 ポルトガル編内「訪秋」

2019年04月10日 23時06分27秒 | 観る(映画・TV)

『訪秋』 - 関口知宏 2016


帰宅したら居間のテレビで流れていた

BSプレミアム「関口知宏のヨーロッパ鉄道の旅 ポルトガル編(再放送)」。

関口さんは、番組の総括で、

「ポルトガルは大人の国だ。

かつては日本でも、大人を感じることはあった。

が、近頃はもうなくなってしまった。

いつか外国に住むことになったとしたら、僕はその地にポルトガルを選ぶと思う」

そのコメント後流れた、

関口さん作詞作曲の(ファドのような)この曲、

「訪秋」。

この曲を聞いた途端、言葉を失った。

なんという感受性と人生観。

関口知宏。

恐るべしさすらいの旅人。

ポルトガルのあの場所で、

この曲が聞きたくなった。


訪秋

作詞作曲編曲 関口知宏

誰もいつかは歳をとるものよ  周りは私を笑うでしょうね

“秋”の年頃を迎えたこの私の  やつれた身なりや仕草を見て 

今やもう古ぼけた  私の過去の栄光を聞いて

でも人生ってそういうものよ  時を重ねなければわからないことほど

他人には滑稽に映るの 

私の人生の喜びが他人にわかるくらいなら むしろ私の人生は貧しかったのよ

だからそのまま笑わせてあげるの  私を笑う人たちを

彼らはまだ秋を知らないのだから
 
あなたにはまだ物哀しいだけの秋の歌を あなたに歌ってあげましょう

それでいいのよ

まだ無邪気なあなたの人生が実り多きことを願って あなたに歌ってあげましょう

なぜならあなたは 私の遠い過去なのだから・・・・