KOFUKUの家から

演劇的体質の自由人
大きな愛にいだかれて
チワワたち猫たち
南のちいさな森の家にて
芸術的田舎暮らし真っ最中

しあわせのかたち

2006-08-03 | KOFUKU日記
みなさんは「しあわせ」にはどんなものがあると思いますか?
わたしの性別は一応「女性」です。
最近、病気で療養していたときと違っていろんな人にお会いします。
特にお会いする機会が多いのは40代から70代くらいの人生経験豊富な方々です。
私は物心ついたときから芸能界にいたので業界の人としか深く知り合う機会がありませんでした。
今お会いする人はいわゆる一般的なお仕事をなさっている良識ある方々だと思います。
皆さんは年の離れた私を可愛がってくださいます。
が、顔を見るたびに言われる事が…それは「おんなのしあわせ」についてです。
ほぼ毎日のようにいろんな方から「おんなのしあわせレクチャー」を受けている気が…
皆さんは私の顔を見ると「早く結婚しなさい。女の幸せをつかまなくちゃダメだ。
芝居みたいな事してたって将来的には何の意味も持たない。先を考えなさい。
世の中には男と女しかいないんだから、恋して結婚しないとだめ。
女に生まれて子孫も残そうと思わないなんて方輪だよ」等々おっしゃいます
「私は誰よりも何よりもお芝居が好きなんです。結婚しないのはもう芝居と結婚してるからで、それは神さまの御意思なの」といいますと「可哀想な人だ」と哀れまれ、さらにレクチャーに迫力が増します(笑)
私は独身です。もちろん、男の方を素敵だなあと思うこともあります。
でも、何よりも好きなのは「仕事」!「お芝居」です
もう、何をしてるよりも、誰よりもそれが好きです!
これが無かったら生きてないし、多分恋も愛も持てない。
お芝居は私の「生命」なんです。
私はこの「お芝居」と言う世界で生きる事は神様の御意思であるとものすごく幼い頃から気が付いていました。
私はそれをするために生きていて、その世界に入ってからは、この授かった力を使って自分の存在する意味をよく理解し「愛を知り、愛を伝える」という神さまの使命を果たさなくてはならないと思うようになりました。
たしかに恋をして、結婚して、子どもを産ことはとても素晴らしいし美しいと思います。
けれど、今の私にはそれはどうしても出来ないのです。
なぜなら私に限って言えば、結婚や子育てをしながら芝居も出来ると思えないから。
もし、結婚をするとしたら、お芝居を完全に捨てて、その人の愛に生きるか、
その人となら結婚も子育てもやって行けると思ったときなんでしょうね~。
まあ、真剣に考えててもこういう気持ちはなかなか分かってもらえませんが。
分かってもらえなくても、それはそれで自然ですし、言われる事も苦になりません。
だって、本当に好きなんだもん「お芝居」が
皆さんは仕事をしてて、生きてて、心底良かったって思ったことあります?
もうこのまま死んじゃったらどんなにか幸せだろうって喜びに満たされた事あります?
私は芝居をやっていて、いつもそんなふうに感じるんです。
これは使命を果たそうとする自分に対するかみさまからのご褒美だ~って思ってます
私はしたくない仕事をした事がありません。しなくてもすんできました。
それは私がこの才能をずっと愛して何より大切にしてきたからだと思います。
だから何時も幸せなんです、きっと誰よりも。
この才能を使うとき、他の人も一緒に幸せになってくれる、
こんなハッピー仕事はありません。
わたしの女のしあわせは「お芝居と一生添い遂げる事」かも知れませんね

かみさま、私にこの才能の種をくださった事を心から感謝しています。
善い花を咲かせて、たくさんの人に喜んでもらえるように、
どうぞこれからもお守りください。
この祈りが届いて、いつも私がお芝居をするときにあなたの愛が共にあり、それを共にする人々のこころに深く宿りますように