KOFUKUの家から

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南のちいさな森の家にて
芸術的田舎暮らし真っ最中

旨ー!

2007-08-01 | KOFUKU日記
今日から八月ですね。
今月は待ちに待った心友たちとの再会もあり、
わたくしの心は一気に旅行モード突入です
というわけでブログも旅行モードにしてみました

さて今私は今年中にオープンを考えているお店つくりに燃えておりまして~^^
目下、いろいろな調査や下準備、企画を練り練りしているところです。
で、このところは食材やメニューなども考えていまして、
その一環として、「大いなる知恵をもつ人たち」
そう、偉大なるグランマ、グランパ達に協力を仰いでおります。
で、一番手近な協力者、実家の父母から「賢者の知恵」
アイテムその1「保存食」が届きました。
届いたのは「ラッキョウの塩漬け」と「豚みそ」
やはり時間が培ってきた経験と技術というものは素晴らしいものです。
さらにこのアイテム達に「わたし味」を加えて完成を目指すわけですね。
ラッキョウは洗って塩抜きして根っこを切って、先っぽ切って、
食べやすく割って、準備完了。
味噌は保存を効かす為と味の調整ににんにくやしょうがを更にいれ
きび砂糖などを加えて、時間をかけて練り上げました。
相手は樽一つ、五キロの味噌、いやー疲れた~。
昔の人って言うのは、ほーんと偉かったんですね~。
手間かけて仕込んで、美味しく食べるためにもまた手間かけて。
でも、こういうの楽しいし、うれしい。
手間がかかるから更にうまみも増します。
食べてくれる人の事を想像しながら鼻歌の一つもでるっちゅうもんです(笑)
用意した保存ビンなどに入れて、これから更に美味しくなる時間をかけます。
私のお店では軽い食事も出来ますが、出来るだけこうした昔からある知恵なる食材を美味しく食べてもらいたいと考えています。

とにかく私は食べるものを美味しく食べられる人に敬意を表します!
私達が食べるものは皆「いのち」で出来ています。
生きていなかった食べ物など、この世には存在しません。
調味料だって、なんだって、みんなみんな、畑や川や海で生きていました。
お肉だって、おさかなだって、そうですね。
ご飯を「おいしい~~!」といって食べるとき、言葉にはしなくても、
食べ物に対する感謝があふれると思うのです。
私のお店は別にオーガニックだけとか自然素材しか置かないとかベジタリアン料理しかないとかそういうこだわりは特にありません。
もちろんスローフードやマクロビオティックはとっても素敵だと思うけど。
その反対でジャンクフードも素敵~と思ったりします。
たとえばケーキ、私はマクロビの自然素材だけの美味しさも、
生クリームたっぷり、チョコレートたっぷりの美味しさもどっちも必要だと思う。
そして、どちらも「すてき~」と思う。だってこの世には必要ないものは無いし、無駄な食べ物なんてないから。
一番大切なのはそれを食べる人が「美味しく食べること」だと思います。
それを食べるとき「感謝」できることだと思います。

ちょこっと昔、シュタイナー関連の場所でこういう事がありました。
食堂でのこと。ベジタリアンの人が言いました。
「肉を食べると、殺された動物の痛みを感じる」
私はその人を見ていて不思議でした。
「野菜の痛みは解らないのかあ。」って。
その人は「痛みを感じる」といいながら、右手にフォークを持ち、目の前の皿に入った野菜をぶすぶすと突き刺していました。
ちなみに私は畑の妖精と知り合いだったので、そう思ったのかもしれません。
心の中で思いましたもん。「ダブルで魂殺!」(笑)
だって、そうでしょ?野菜のいのちを奪い、妖精のいのちを奪ってる。
ふととなりを観るとある友人が、それをものともせず
「あ~、旨いな~、これ~!」とそれは幸せそうに箸を運んでいる。
あるミュージカルのせりふが浮かびました。

毛虫を踏みつぶした教師に子どもが言います。
「なしてそんなことするの?」
「これは害虫です。殺したほうが善いのよ。どうせほっておいても、
つぐみだの鶏だのに食べられてしまうんだから」
「つぐみに食べられたほうがどれだけ善いか。
そうすればつぐみのいのちと一緒になって生きていけるから」

私はこのせりふが好きでした。
縁あってめぐり合った「食べ物」たち。
私達はそれを食べなくては暮らしていけません。
だったら、自分の命と重ねて生きてもらおう。
私はいつもそう思って食事をしています。
もちろんベジタリアンだろうとなんだろうと否定はしませんよ。
その人が一番美味しく食べられる方法で食べるのが一番なんだから。
でも、他の人に強要は駄目ですね。
さっきのベジタリアンの人みたいにお肉食べてる人の前でそういう事いっちゃ駄目です。
それはお葬式でお棺につば吐きかけるようなものです。
私の中では、そんくらい駄目駄目です(^^;)
美味しいといく気持ちがそがれてしまったら、感謝の心が消えるからね。
だから私のお店ではあえてこだわりなし、恵みを感謝で美味しく頂きます(^^)
だから、これから作るお店にもいろんな「好き」を持つ人が、
自分で選んで食べて美味しいなと思えるものを用意したいですね。
笑顔で美味しい!といえる食卓を作りたいなあと思っています。

最近はお米を炊くのに凝っています。
美味しいご飯を出したいから。
ご飯ってお米が美味しいこともあるけど、研ぎが大事なんですね~。
ぴかぴかのご飯を炊くには「米磨き」が大事なんだとわかりました。
もう全然違うんですよ、研ぎ方に気をつけると。
十倍は美味しくなりますね(本当です)
最近は一人
「いんやあ~、米には七人の神様が乗ってるつうから大事にせねばなんね~ぞ~」
とか一人昔話トークをしながらがっしゅがっしゅ研ぐ(笑)
「これでうんまいご飯が炊けるだで~♪」とか歌って。
最後に旨い日本酒とうまみを閉じ込めるためのオイルを入れる。
玄米のときは更に、旨い塩を入れる!
そして焚けたら、蒸らして、すぐに空気を入れるようにご飯を返す。
電源は切る。保温はしない。保温してまずくするようなら
電子レンジであっためたほうが美味しいです。
だから家では食べる時間をよんで炊くことにしています。
すると旨いんだあね~、うまうまご飯ですよ~。
ご飯が美味しく炊けるとおかずが残ります、そんくらい美味しいです(笑)
やっぱり日本人は米だなあ~(しみじみ~)
田んぼをみると米の出来が気になる今日この頃です(*^^*)

「大地が食べ物生み出した
 太陽それを実らせた
 ありがとう、大地
 ありがとう、お日様
 私達はあなたたちのこと
 けっしてわすれません。
 
 パンは実りからうまれます
 実りは光からうまれます
 光は神様の愛から生まれます
 光りよ、大地の実りよ、
 それをうけとる、わたしのこころを 
 同じように光りでかがやかせてください」
シュタイナーのしょくぜんおいのり
あんじゅ訳^^