KOFUKUの家から

演劇的体質の自由人
大きな愛にいだかれて
チワワたち猫たち
南のちいさな森の家にて
芸術的田舎暮らし真っ最中

HIROSHIMA

2007-08-06 | KOFUKU日記
今日は広島に原爆が投下された日です。

「愛する人が居る、守る人が居る、それだけで十分です」
(あんじゅ作 WAR STORYS「HOTARU~友」より)

そう心に秘めて何も口にはださず、愛の言葉を告げることもなく、
ただひたすら愛のためだけに生きた時代がありました。

「戦争」というのはそういう事かもしれないと、
戦争を語りつぐ言葉を書き続ける私には思えるのです。
愛を守るために戦わねばならない、
「愛」とは「いのち」であり「いきる」事。

私は南九州最大の特攻基地のあった知覧で生まれました。
おお伯母さんにあたる人は長崎の原爆の語り部でした。
その息子さんと娘さんは今も原爆記念館に残された
天主堂の階段に影として生きておられます。
祖父はシベリアで捕虜となり過酷な捕虜生活を送った後、
ロシア語と中国語が堪能であったため、部隊の中たった一人、
中国人として身を偽り、数年の後に帰還しました。
祖母は子どもを産んだ次の日、空襲で集中豪雨のあとの防空壕に入り、下半身不随となりました。

私のライフワークの一つに「真実を紡ぐ」という事があります。
その一つが「戦争」それらの時代をテーマにした舞台を作ってきました。
私の心の中には戦争を語り継ぐという使命が小さな灯となってともっています。
その行為がただの「反戦」ではなく、「愛」を語り継ぐことであることを心に胸に、今日の日に祈りを捧げたいと思います。