
相方さんには世間でいうところの「幼馴染」さんのお友達がいます。
(おささなじみって響きが良いっすよねぇ♪)
兵庫で木工アーティストとしてご活躍中のKODAMAくんとおっしゃいます。
相方さんが向こうの世界に旅立った時、地元での葬儀で
もう一人の親友さんと一緒に受付を率先してやってくださいました。
御振る舞いも款談もないというのが当たり前の関西の葬儀で、
たくさんのお知り合いが来てくれたにもかかわらず
誰ともお話しができないままに皆様をお帰ししてしまい、
東京や他地方の親しい人が故人の話をして送りだすのが供養と思っていたので
これではあんまりにも相方さんが可哀想だと思った私が
唯一、良かった、彼が喜んでる、と安心した出来事でした。
もちろん、今となってはそういうものだったのだと思えますが
その時は友達が家族以上の存在と言っていた彼の言葉がリフレインして
哀しくて悲しくて仕方なかったのですね。
だからお友達がずっと居てくださったことが本当に嬉しかったんです。
そのことへの感謝は一生忘れないと思います。
その後もKODAMAくんは相方さんの荷物の片付けに来てくれたり
たくさんの材木や道具を預かったり、引き受けてくださったり
個展などをなさるお忙しい時間の中で出来ることをしてくださいました。
相方さんが亡くなった後も天に想い続くココロ細かい友情に心から感謝しています。
そして今日、素敵な贈り物が届きました。
トップ写真の木製の燐寸箱をはじめとしたお手自らの作品たちです。

この燐寸箱のなんと美しい事。
うっとりしてしまいました~~~~(〃'▽'〃)
燐を擦る部分がとてもかわいらしく、また凛々しく優しいのです。
これは「神代楡」という素材なのだそうです。
思わず相方さんが元気だったころ、灰皿代わりに大事に使っていた
薔薇窓のようなアンティークのガラスの小皿と一緒に撮ってみました。
これから先の長い間、相方さんへキャンドルを燈す時の相棒になりそうです。

こちらは日々の食を彩る方々。
ターナーに大小のスプーン。
ターナーは「タモ」
細長いスプーンはインスタントコーヒー用で「栃」だそう。
茶色のコロンとしたスプーンは「ウォールナッツ」で出来ています。
深い色が私のココロをくすぐります。
あたらしい家に行く前に少しでも荷物の嵩を減らすため
相方さんの服などをリメイクしています。
下に敷いてあるのは、相方さんのTシャツをリメイクした布きんです。
丁度、あたらしいお家では全て木製品を使いたいと思い
スプーンを買いたいと考えいたのでとても嬉しいです。
古い古い家にはきっと似合うと思います。
まずは皆様にこの美しさをお伝えしたくて写メしてみました。
KODAMAくん、本当にありがとうございました。
心より深い愛と友情に感謝しています。
この木のぬくもりはこれからずっと天国の相方さんと小さき家族と共に
大事に大事に使わせていただきたいと思います(*^▽^*)
それにしても、こういった自然素材を脅かす原発の脅威
未だに収束のしゅの字もつかめていないようです。
2号機も一号機の様に底が全部抜けている危険性も否めないそうです。
3号機にはとうとう最後の手段とも言えるホウ酸投入となる様子。
ホウ酸は爆発を防ぐためにいれるものらしく
それを隠蔽体質の政府側が言うというのはよっぽどかなって思う。
煽るつもりはないですが、自分もちいさな命を預かる者として出来ること、
最悪の最悪を想定して、避難準備だけはしたいとおもっています。
お子さんがいるお母さんや若い人はどうか充分に身を案じてくださいね。