南国は今日も雨。
昨日は官邸前の原発再稼働反対のデモも5万人を超えて、
ニュースでも取り上げられていて、ちょっと嬉しかったな。
このまま、危ないもの、無差別に幸せを奪う可能性のあるものは
動かさない方向で進んでもらいたいと願っております。
さて、パソコンを立ち上げると今日のGoogleのロゴ、数字のミニゲームになってました。
今日はアラン・チューリングの生誕百周年を祝っての事らしい。
皆さんはアラン・チューリングさんをしってますか?

《在りし日のアラン・チューリング博士》
アラン・チューリング(Alan Mathison Turing, 1912年6月23日 - 1954年6月7日)は
イギリスの数学者、論理学者、暗号解読者、計算機科学者でチューリングマシンを作った人です。
って、なんの事かわからんわ~、って思いますわね(^_^;)
あ、でも、正解。
専門家でなけりゃ、普通、しらなくて当然で御座いましょう。
とにかく彼は数学者で、コンピューターの父と呼ばれる人で
第二次世界大戦時に暗号を解読したすごい人なんです。
私がこの方を何故知っているのか、といいますと、
私が所属した某ミュージカル劇団は、基本は普通の劇団でして
歌わない、踊らない作品も時々(笑)やるのでございます。
私が入団する直前、アマチュアとして最後に触れた作品が
このアラン・チューリングの人生を描いた
「ブレイキング・ザ・コード」(暗号解読)と言う作品でした。

《なつかしい当時のパンフレットの表紙から》
私はミュージカルが三度のご飯よりも大大大好きだけれど、
それよりなにより、舞台の上で生きることに喜びを感じる人です。
演じることが好きなので、ストレートプレイもミュージカルと同じくらい好きです。
ミュー主体なのは単純に喋るより歌う方が、表現しやすい言うだけの話。
相方さんの様に、もう完全に機能が、ミューとストレート違うカテゴリの人もいるけど
ぶっちゃけ、どっちも私にとっては変わりなく感じる、という人です。
だから、自分で言うのもなんだけど入団当初から私ってば変わり者でね~(^_^;)
「ミュージカルだけやればいいのに、ストレート、なんも面白くないじゃん」
と言う同期の中、一人燃えるような目つきで稽古に入っておりましたのデスわ。
余りの食い入りように、主演の方に
「キミはここにいるのに(笑)芝居が好きなんだねぇ、そうかぁ、嬉しいねぇ」
と、なぜか「劇団」にいるのに、そう言って頂いたことがあるくらいです(笑)
そんな、劇団なのにお芝居だけするのが不思議な世界に入った私は
このアラン・チューリングを描いたブレイキング・ザ・コードと、
入団してすぐに稽古参加させて頂いた「シャドウランド」と言う
ナルニア国を書いたC・S・ルイスと妻ジョイの人生を描いた作品と、
自分でも演出をとらせて頂いて、公演の機会を頂いた「オーファンズ」と言う作品、
この某ミュージカル劇団と呼ばれる所で上演された
踊らず・歌わない(笑)ただ演じるのみの、この三つの作品は、
自分の中にある普遍のテーマともいうべきものを描いたものでもあり
(って、人生を描けば、それは全部、そうなんだけど。
この劇団に限らなければ、作品はまだあるけど、、、)
そこで演じられていた俳優さん方の俳優としての生き様と共に
深く深く心に残る作品なのでアリマス。
さて、アラン・チューリングさんは環境にも恵まれて、
小さい時から天才的な能力を発揮していましたが、
唯一、当時の彼の問題は同性愛者であることでした。
当時のイギリスでは同性愛は法律的な大罪だったからです。
舞台「ブレイキング・ザ・コード」の中では
数学(暗号解読)と同性愛に焦点があてられて進んでいきます。
その中で、彼が同僚である女性とサイクリングデートをして、
途中、野に咲き乱れる花々を見ながら、花々がある法則の元に
全ての花を咲かせ、葉を広げているのだと語り、
科学者である自分は科学を突き詰めれば突き詰めるほど神の存在を見る、
神こそ真の科学者なのだと、語る部分があります。
私はもともと彼と同じような感覚があり、
更に彼の、この時見たものを見たい、感覚を感じたい、と思って、
ゲーテの自然などを学ぶために人智学コミュニティに行った経緯があります。
実に、この作品に出会ってから10年以上が経ってましたけど。
単純に言えば、じーっと花(自然)を見つめる機会が欲しかったんですね(笑)
とにかく、その人物に、そのシーンに、
10年後に人を動かすくらいの衝撃があったという事です。
多分、他の人はそんな辺りは残ってないかもだけど(^_^;)
チューリングさんは、最後、自死します。
本当はご自宅で亡くなられたそうですけれど、
舞台では、講義の最中、魂とは永遠なるものか、否か、
自分の身をもって解明したいと思う、と語り、
青酸カリを付けたリンゴをかじり、亡くなります。
実際にもリンゴをかじり亡くなったとか。
その死に方も衝撃的でしたが、
それよりも彼が数学や同性愛と言うものに感じていた
いわゆる「超自然」的なものと「人や生命」への畏敬の念や憧憬は
私の中にあるものとシンクロして深い想いを残しました。
未だに忘れる事のないもので、解明できないものです。
そうでいて、良く解らずとも、魂の中にしっかりと答えがある
それはそれは不思議なものなのでもあります。
振り返れば、自分が子どもの時、なぜあんなに歴史が好きだったのか、
なぜ、あんなにも、むさぼるように伝記を読んだのか、いま解る気がします。
上手くは語れないけれど。
このブレイキング・ザ・コードは映画もあるので是非ご覧ください。
また、この舞台作品を翻訳されているのは吉田美枝先生なのですが、
美枝さんとは年齢は本当に違うけれども、同じ舞台という世界で
偶然にもご縁を頂き、公私ともに親しくさせて頂いてきました。
公演させて頂いたオーファンズも美枝さんの翻訳によるものです。
おかげで沢山のお話を直接聞くことが出来ました。
(お話し下さった美枝先生に深く感謝)
同じように名詩をたくさん残されている岩谷時子先生や
私の手がけた愛する作品を訳された鈴木小百合先生にも
沢山のお話を伺う機会を得て、今もそれが支えになったり
自分の中の力を作ることに大きなパワーとなっています。
感性って、すごいものですよね。
その響きに出会うことで自分の感性が動き出すから。
本物の完成を持つ方からの波動は、単なる真似では終わらない。
本物に出会うと、勘当した自分の中の何かが目覚めるはず。
感動したと思っても、真似で終わってる時、なにも動かない時は
ココロがまだまだ感動に飢えていて、実は何も残らず、
さらにそれによって、自分の中が何も動いていない時だと私は思っています。
自分が本当に感動したのかを、見つめることって大事だと思う。
そうしないと、意志を持って嘘を生むだけだから。
いや、この表現ではうまく言えてないな、うーんむずかしい。
とにかく、そんな感じ(^_^;)
私自身の魂に深く影響を与えてくれた作品を
日本においてこの世に出された方々に直接出会い、
その作者の方に直接かかわっている方から多くの事を学べたのは、
とても素晴らしい経験だとココロから感謝する日々です。
だってアラン・チューリングさんに一歩近づいた気がするもんね(単純・笑)
私にとって、アラン・チューリングさんは、あの舞台にいた人だけど、
今日はGoogleさんのおかげで、深く知ることが出来ました。
皆さんも良ければ今日のGoogleトップの
チューリングマシーンゲームで遊んでみてはいかがでしょう?
あ~、善い舞台、観たいな~。善い脚本や訳詩読みたい。
久々にそう思えた日でした。ありがたや。
さあ、晩御飯の準備を致しましょう。
今日は黒豚スペアリブの煮つけです(^^)
こっちは安全で美味しいお肉が安くてありがたいよなぁ。
これまた、感謝なのでアリマシタ。
昨日は官邸前の原発再稼働反対のデモも5万人を超えて、
ニュースでも取り上げられていて、ちょっと嬉しかったな。
このまま、危ないもの、無差別に幸せを奪う可能性のあるものは
動かさない方向で進んでもらいたいと願っております。
さて、パソコンを立ち上げると今日のGoogleのロゴ、数字のミニゲームになってました。
今日はアラン・チューリングの生誕百周年を祝っての事らしい。
皆さんはアラン・チューリングさんをしってますか?

《在りし日のアラン・チューリング博士》
アラン・チューリング(Alan Mathison Turing, 1912年6月23日 - 1954年6月7日)は
イギリスの数学者、論理学者、暗号解読者、計算機科学者でチューリングマシンを作った人です。
って、なんの事かわからんわ~、って思いますわね(^_^;)
あ、でも、正解。
専門家でなけりゃ、普通、しらなくて当然で御座いましょう。
とにかく彼は数学者で、コンピューターの父と呼ばれる人で
第二次世界大戦時に暗号を解読したすごい人なんです。
私がこの方を何故知っているのか、といいますと、
私が所属した某ミュージカル劇団は、基本は普通の劇団でして
歌わない、踊らない作品も時々(笑)やるのでございます。
私が入団する直前、アマチュアとして最後に触れた作品が
このアラン・チューリングの人生を描いた
「ブレイキング・ザ・コード」(暗号解読)と言う作品でした。

《なつかしい当時のパンフレットの表紙から》
私はミュージカルが三度のご飯よりも大大大好きだけれど、
それよりなにより、舞台の上で生きることに喜びを感じる人です。
演じることが好きなので、ストレートプレイもミュージカルと同じくらい好きです。
ミュー主体なのは単純に喋るより歌う方が、表現しやすい言うだけの話。
相方さんの様に、もう完全に機能が、ミューとストレート違うカテゴリの人もいるけど
ぶっちゃけ、どっちも私にとっては変わりなく感じる、という人です。
だから、自分で言うのもなんだけど入団当初から私ってば変わり者でね~(^_^;)
「ミュージカルだけやればいいのに、ストレート、なんも面白くないじゃん」
と言う同期の中、一人燃えるような目つきで稽古に入っておりましたのデスわ。
余りの食い入りように、主演の方に
「キミはここにいるのに(笑)芝居が好きなんだねぇ、そうかぁ、嬉しいねぇ」
と、なぜか「劇団」にいるのに、そう言って頂いたことがあるくらいです(笑)
そんな、劇団なのにお芝居だけするのが不思議な世界に入った私は
このアラン・チューリングを描いたブレイキング・ザ・コードと、
入団してすぐに稽古参加させて頂いた「シャドウランド」と言う
ナルニア国を書いたC・S・ルイスと妻ジョイの人生を描いた作品と、
自分でも演出をとらせて頂いて、公演の機会を頂いた「オーファンズ」と言う作品、
この某ミュージカル劇団と呼ばれる所で上演された
踊らず・歌わない(笑)ただ演じるのみの、この三つの作品は、
自分の中にある普遍のテーマともいうべきものを描いたものでもあり
(って、人生を描けば、それは全部、そうなんだけど。
この劇団に限らなければ、作品はまだあるけど、、、)
そこで演じられていた俳優さん方の俳優としての生き様と共に
深く深く心に残る作品なのでアリマス。
さて、アラン・チューリングさんは環境にも恵まれて、
小さい時から天才的な能力を発揮していましたが、
唯一、当時の彼の問題は同性愛者であることでした。
当時のイギリスでは同性愛は法律的な大罪だったからです。
舞台「ブレイキング・ザ・コード」の中では
数学(暗号解読)と同性愛に焦点があてられて進んでいきます。
その中で、彼が同僚である女性とサイクリングデートをして、
途中、野に咲き乱れる花々を見ながら、花々がある法則の元に
全ての花を咲かせ、葉を広げているのだと語り、
科学者である自分は科学を突き詰めれば突き詰めるほど神の存在を見る、
神こそ真の科学者なのだと、語る部分があります。
私はもともと彼と同じような感覚があり、
更に彼の、この時見たものを見たい、感覚を感じたい、と思って、
ゲーテの自然などを学ぶために人智学コミュニティに行った経緯があります。
実に、この作品に出会ってから10年以上が経ってましたけど。
単純に言えば、じーっと花(自然)を見つめる機会が欲しかったんですね(笑)
とにかく、その人物に、そのシーンに、
10年後に人を動かすくらいの衝撃があったという事です。
多分、他の人はそんな辺りは残ってないかもだけど(^_^;)
チューリングさんは、最後、自死します。
本当はご自宅で亡くなられたそうですけれど、
舞台では、講義の最中、魂とは永遠なるものか、否か、
自分の身をもって解明したいと思う、と語り、
青酸カリを付けたリンゴをかじり、亡くなります。
実際にもリンゴをかじり亡くなったとか。
その死に方も衝撃的でしたが、
それよりも彼が数学や同性愛と言うものに感じていた
いわゆる「超自然」的なものと「人や生命」への畏敬の念や憧憬は
私の中にあるものとシンクロして深い想いを残しました。
未だに忘れる事のないもので、解明できないものです。
そうでいて、良く解らずとも、魂の中にしっかりと答えがある
それはそれは不思議なものなのでもあります。
振り返れば、自分が子どもの時、なぜあんなに歴史が好きだったのか、
なぜ、あんなにも、むさぼるように伝記を読んだのか、いま解る気がします。
上手くは語れないけれど。
このブレイキング・ザ・コードは映画もあるので是非ご覧ください。
また、この舞台作品を翻訳されているのは吉田美枝先生なのですが、
美枝さんとは年齢は本当に違うけれども、同じ舞台という世界で
偶然にもご縁を頂き、公私ともに親しくさせて頂いてきました。
公演させて頂いたオーファンズも美枝さんの翻訳によるものです。
おかげで沢山のお話を直接聞くことが出来ました。
(お話し下さった美枝先生に深く感謝)
同じように名詩をたくさん残されている岩谷時子先生や
私の手がけた愛する作品を訳された鈴木小百合先生にも
沢山のお話を伺う機会を得て、今もそれが支えになったり
自分の中の力を作ることに大きなパワーとなっています。
感性って、すごいものですよね。
その響きに出会うことで自分の感性が動き出すから。
本物の完成を持つ方からの波動は、単なる真似では終わらない。
本物に出会うと、勘当した自分の中の何かが目覚めるはず。
感動したと思っても、真似で終わってる時、なにも動かない時は
ココロがまだまだ感動に飢えていて、実は何も残らず、
さらにそれによって、自分の中が何も動いていない時だと私は思っています。
自分が本当に感動したのかを、見つめることって大事だと思う。
そうしないと、意志を持って嘘を生むだけだから。
いや、この表現ではうまく言えてないな、うーんむずかしい。
とにかく、そんな感じ(^_^;)
私自身の魂に深く影響を与えてくれた作品を
日本においてこの世に出された方々に直接出会い、
その作者の方に直接かかわっている方から多くの事を学べたのは、
とても素晴らしい経験だとココロから感謝する日々です。
だってアラン・チューリングさんに一歩近づいた気がするもんね(単純・笑)
私にとって、アラン・チューリングさんは、あの舞台にいた人だけど、
今日はGoogleさんのおかげで、深く知ることが出来ました。
皆さんも良ければ今日のGoogleトップの
チューリングマシーンゲームで遊んでみてはいかがでしょう?
あ~、善い舞台、観たいな~。善い脚本や訳詩読みたい。
久々にそう思えた日でした。ありがたや。
さあ、晩御飯の準備を致しましょう。
今日は黒豚スペアリブの煮つけです(^^)
こっちは安全で美味しいお肉が安くてありがたいよなぁ。
これまた、感謝なのでアリマシタ。