新型コロナウイルス感染症
出展 日経バイオテック
対策や症状について幾つかの変遷
◆マスク
当初、殆どすべての専門家がマスクは感染予防に効果が無いと言っていた。
それを受けて、やっぱりなと効果ない物を買って着ける必要ないとの反応をする人が多かった、今でもその感覚でいる人もいる。
感染者の口から出た飛沫による感染とコロナウイルスが付着した物を触る事による感染、これが主な感染経路と言われるようになり、感染者から放出される飛沫を飛散させないためと飛散した飛沫を周囲の人が吸い込まないようにするためにマスクが重要な必須アイテムになっている。
◆症状
『37.5℃以上の発熱が4日以上続く場合に新型コロナの疑いがある』としていてこの条件を満たさないと保健所が新型コロナではないと判断しPCR検査の対象とされず。
ところが、発熱しない場合もあるし、また37.5℃以上の高熱が出るが直ぐおさまったりまた発熱する場合もある事が分っている。
出展 ビルケランドⅡ世Twitterより
PCR検査で陽性となった感染者への対応は、軽症、中等症、重症と分別、軽症者は宿泊施設又は自宅療養としたが・・・
この感染症は新型コロナ肺炎とも呼ばれている。肺炎が重症化し死に至るそんなイメージでいたが、それはどうも違うようだ。先ず肺炎を引き起こす場合が多いが、それは多くの感染では、まず吸い込んだウイルスが肺で増殖し重篤な状態になる事は間違いないが、感染(増殖)部位は体の色々な部位の細胞に宿ることが分かってきた。これに対し人間の防御機能である免疫が働きだす訳だが、免疫をより活性化させる為の物質サイトカインが多量に分泌されサイトカインストームと言う状態を体内で引き起こす。
免疫異常の状態となって、免疫機能は正常な細胞へも攻撃を始める。これにより色々な症状が現れることが分ってきた、血栓よる脳梗塞、心筋梗塞などもその一つ。軽症者が急激に重症化するのはこのサイトカインストームによるものだと言うのだ。
自宅待機やホテル隔離中の軽症者が急激に悪化したら大変な事になる、既に死亡者も出ているのだ。
専門家も当初はこれ程恐ろしい感染症とは考えていなかったのだ。
専門家の発言は日々変化している、最新情報のチェックが大事だ。
治療薬もワクチンまだ無いのだから、かなり恐ろしいウイルスだと思った方がよい。感染しない、感染させない対策、工夫そして努力をしましょう。