ご先祖はこの地で農業を営んでいた農家、今は中学校校長を
定年退職し家に隣接した農地で野菜を作るなど悠々自適の
生活をしているお方がいる。その方とは町内活動などて親しい
間柄なんですが、その方から耕運機が故障したので新しいのを
買うから直して使うんだったらあげると言うのだ。
という事で、どんな故障かは分からないが機械いじりが好き
で直らなくても楽しめると思い貰って来た。その方も私が機械
いじりが好きで近所の人の刈払い機やチェンソー等を直して
いる事をご存じだったようだ。
さて、貰って来たのはこのミニ耕運機
ヤンマー QT17
症状としては、エンジンはかかり調子は良さそうなんですが
エンジン回転を上げてもローターが全く動かないのだ。
エンジン回転もある程度まで上がるが負荷がかかってエンジンは
回りたいがこれ以上回転は上がらず唸っている感じなのだ。
これはエンジンの下についているギヤBOXとローター軸。
ウオームギアによりエンジンの縦回転を横回転に変えローターを
回す装置なんですが、ウオームギアと噛み合うウオームホイール
の歯が欠けてロック状態となっていた。
これがウオームホイール、歯が三枚欠けていた。
色からすると銅か銅合金のようだ。
インターネットでヤンマーの販売店を探すが最も近いのは
三浦市和田で小一時間かかる農機具販売と修理のお店。
ウオームホイール、ベアリング、オイルシール、ギヤオイル
を注文、部品代合計15,740円。
ギヤとベアリング交換は専用工具などが必要なので
このお店に依頼し工賃は7,200円
ギヤオイルISO460は500円/100㏄とすごく高価、高い面圧が
かかるウオームギアの専用オイル、オイルなら何でもよい
と言う訳にはいかない。
オイルシールは自分で交換し組立の準備が整いました。
ギアケースは液体パッキンでシールするが付け過ぎと
少なすぎには要注意。
オイルシールを外すのは苦労したが新しいものを挿入する際は
軽く入ってしまった。思い出せば古いものは外周面もスラスト面
もシール材が付着していた。メーカーとしてはここはシール材を
使う設定としていると思われるのでシール材を塗布してから挿入。
また内側のリップ部にはグリスを塗布。
黒い円筒状の物は遠心クラッチの外筒、その下にオイルシールと
ベアリングがありますが、めんどくさい作業になる様だったので
今回は交換しなかった。
ローター軸に付いているギアは方向があるウオームギアのねじれ
方向と相関がある。
無事組立作業完了、そしてエンジンオイルも交換メーカー指定は
SAE10W-30、かつてオートバイ用として使っていたモービルワン
15W-40があったのでこいつを使った。100%合成の良質のオイルだ。
今日は試運転で畑に持ち込む
30分位使ったが調子が良い、オイル漏れもない。
という事で、今日はミニ耕運機のデビューでした。
これで土を柔らかく耕して美味しい野菜を作りましょう。
拍手パチパチパチ
でした少しは良くなっているんですが、とても良い土
とは言えない状態です。ミニ耕運機では深い所までは
耕せませんが、土が団子にならないしフカフカして
してきました。鍬なんかもう使ってられません。