2017年のブログです
*
今日も名古屋にいます。
昨日は分析学会の2日目がありました。
一般演題、学会出版賞受賞講演、講演と討論などがありました。
一般演題は、じーじは、エディプス、と、ナルシシズム、に出てみました。
実は、本当は、対象喪失、に出てみたかったのですが、会場が満員で、諦めました(これが本当の、対象喪失、です)。
しかし、エディプス、の発表も、ナルシシズム、のほうも、どちらもなかなかすごい症例で、いろいろと勉強になりました。
学会出版賞受賞講演は藤山直樹さん。
誰に向かって書くか、という演題で、ご自分の論文執筆の歴史をこまやかに振り返りました。
土居健郎さんや狩野力八郎さんのもとでの、修行時代の思い出話などはとても参考になりました。
講演と討論は、イギリスの分析家のマイケル・パーソンさんというかた。
初めて知りましたが、精神分析の空間でのできごとをていねいに説明され、解釈のあり方について、かなり深い洞察を述べられました。
翻訳が出たら、ぜひ読んでみたいな、と思いました。
また、指定討論の藤山さんがその洞察の深さに感動しています、と述べられた姿がとても印象的でした。
今日はいよいよ最終日。
じーじは老体に鞭打って頑張ります。 (2017.11 記)
*
2024年10月の追記です
精神分析学会は結構、会員数の多い学会なので、興味深い発表には人が集まります。
じーじは人込みが嫌いなほうなので、できるだけ人の少ないところが好きなのですが、そうもいきません。
時には座れずに、立って発表をお聴きすることもありますが、電車と違って、老人に席を譲りましょう、という慣習はないらしく(老人がすごく多い学会ですので)、じーじより先輩の学者さんも立っているので仕方ありません。
たまには床に座ろうかなどと思ったりもしますが、じーじは小心者なので(?)、そんな目立つことも苦手です。
学問の世界もなかなか厳しいものだな(?)と思ったりします。 (2024.10 記)
*
ゆうわファミリーカウンセリング新潟(じーじ臨床心理士・赤坂正人・個人開業)のご紹介
経歴 1954年、北海道函館市に生まれ、旭川市で育つ
1977年、ある四流私立大学文学部社会学科を卒業、浦和、新潟家庭裁判所などで家庭裁判所調査官として司法臨床に従事する
2014年、定年退職間際に放送大学大学院(臨床心理学プログラム・修士)を修了
2017年、臨床心理士になる
仕事 個人開業で、カウンセリング、心理療法、家族療法、遊戯療法、メールカウンセリング、面会交流の援助などを研究しています
学会 精神分析学会、遊戯療法学会会員
論文「家庭裁判所における別れた親子の試行的面会」(2006・『臨床心理学』)、「家庭裁判所での別れた親子の試行的面会」(2011・『遊戯療法学研究』)ほか
住所 新潟市西区・北海道東川町(夏期)
mail yuwa0421family@gmail.com