2018年のブログです
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伊坂幸太郎さんの『アイネクライネナハトムジーク』(2017・幻冬舎文庫)を読みました。
おとなのいい小説です。
この本は旅先の旭川の本屋さんで偶然見つけました。
北海道関連本でも探そうと思って入ったのですが、なぜか、新潟でも買えそうな伊坂さんの本が見つかりました(伊坂さん、ごめんなさい)。
しかも、出たのが2017年。
1年も経ってからの出会いです(伊坂さん、またまたごめんなさい)。
どちらかというと、伊坂さんフアンの一人であるじーじとしては、めずらしいことです。
しかし、旭川で、出てから1年後に出合う、というのが、人生なのかもしれません。
人生とはそういう、不思議で、貴重で、大切なものなんだろうな、と最近、思うようになりました。
目の前の出会いを大切にしたいな、と思います。
さて、本書、とてもおもしろいです。
あらすじはあえて書きませんが、これは小説だよな、という偶然の場面も出てきますが、しかし、それもいやではありません。
というか、それがむしろ心地よいです。
そういう偶然もあるかもしれないから、目の前の出会いを大切にしようと思えます。
ひとつだけあげると、ある登場人物が取るユーモアいっぱいの行動。びっくりです。
やはり、時として、正論よりユーモアが役に立つのだろうな、と思えます。
登場人物のやりとりを読んでいると、じーじが言うのもなんですが、伊坂さんが大人になってきたあな、という感じがします(伊坂さん、みたびごめんなさい)。
とにかく、読後感のいい、すがすがしい小説です。
いい小説に出会えたことに本当に感謝したいと思います。(2018.7 記)
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2022年5月の追記です
出会い、ってなかなか難しいものでもありますね。
最初会ったときには、なんだ?、と思った人が、あることがきっかけで、大切な存在になったり、その反対があったり…。
目の前の出会いの大切さとともに、時間をかけた出会いも大切にしたいなあ、と思ったりもします。 (2022.5 記)