ハイどうも~こにゃにゃちは。そうだいでございま~す。
いやぁもう今朝はとてつもないゲリラ豪雨の「ドドドド」音で目が覚めたんですけどね。ちゃっちゃとやんでいつもの夏日のカンカン照りに戻ってしまいました。でも昨日までよりはいくぶん涼しいのがありがたい。
前回までぺらぺ~らと映画『サイコ』関連の個人的な思い出をくっちゃべってまいりました。
前もって有名な「シャワーシーン」があることは知っていたし、「残酷な殺人描写を直接えがかない」というヒッチコック作品でもあったのですが、そんな手段のキレイさなど軽くふっとんでしまうようなショックを、結末の「真犯人」の説明から当時の私はくらってしまったんですな。たまげたね~。
実は、同じように「たまげた」経験としては、小学3年生だった時に、TVであのアニメ映画『AKIRA』(1988年 原作&監督・大友克洋)を目の当たりにしてしまった体験が先にあったのですが、『AKIRA』のほうは私もガキンチョだったので、はっきり言って嫌悪感しか残らなかったんですよ。大学生になってから観なおしたんですけど、今でも『AKIRA』は好きにはなれないの。
今回はですね、その偉大なるサイコサスペンスのさきがけ『サイコ』になにかしら関連のある作品をツラツ~ラとならべてしめたいと思います。
私としましては、実は『サイコ』以上に大大だーい好きな作品もあったりして!
『サイコ』にインスピレーションをあたえた実際の事件
エド=ゲイン事件(1957年11月に逮捕)
・アメリカ合衆国北西部(五大湖沿い)のウィスコンシン州プレインフィールドで発生
・農場経営者エド=ゲイン(1906~84年)による2件の女性殺人と墓場の死体荒らし(ゲイン宅で発見された遺体は10体分前後ですべて女性)
・1968年の結審により精神病院に収容され84年に病死
・1945年に溺愛する母オーガスタが死去したことが犯行のきっかけになったと言われる
・ゲインの家は逮捕後の1958年に放火により焼失している
エド=ゲイン事件をモデルにした『サイコ』以外の映画
『ディレンジド 人肉工房』(1974年2月 ジェフ=ギレン&アラン=オームズビー共同監督)
・役名などは変えられているが、ほぼ実際のエド=ゲイン事件に沿った内容になっている
・タイトルの通り、犯行の異常さに注目した作品
『羊たちの沈黙』(1991年 ジョナサン=デミ監督)
・1988年に発表されたトマス=ハリスのサイコサスペンス小説の映画化
・2011年8月時点までに4作発表されている「レクター博士シリーズ」の第2作
・作中に登場する連続誘拐殺人犯バッファロー・ビルの犯行手口がエド=ゲインをモデルにしている
『エド・ゲイン』(2000年 チャック=パレロ監督)
・はじめてエド=ゲイン事件を忠実に映像化したとされる作品
・ゲイン役を演じたのはスティーヴ=レイルズバック
監督は否定しているがエド=ゲイン事件との類似性がよく話題になる映画
『悪魔のいけにえ』(1974年10月 トビー=フーパー監督)
・「映画史上もっとも恐い」との呼び声も高いホラー映画の金字塔(フーパー監督31歳のデビュー作!)
・2011年8月時点までに3作の続編と2作のリメイク版シリーズが製作されている
・登場するホラーキャラクター「レザーフェイス」の「人の皮でつくったマスク」がエド=ゲインを想起させる
・特にそれ以外のゲイン事件との共通点はない
・レザーフェイスの家族構成は男系の大家族(父親や兄たち)で、その点もゲインと大きく異なる
・物語の舞台もアメリカ南部テキサス州で、北のゲイン事件と環境がまったく違う
※『サイコ』の舞台も、アメリカ南西部のアリゾナ州となっている
『サイコ』の正統な後続作
原作者ロバート=ブロックによる小説の正式続編
『サイコ2』(1982年)
・翌83年に公開された映画『サイコ2』とは内容がまったく異なる
・前作で発生したノーマン=ベイツ事件をもとにした映画が製作されるという、映画『サイコ』を皮肉った展開
・前作を軽々と凌駕してしまう驚愕のオチにそうだい少年も昏倒
『サイコハウス』(1990年)
・原作者ブロックによる正統シリーズ最終作(ブロックは1994年に77歳で死去)
・小説版『サイコ2』の続編であるため、同年に放送されたTV映画『サイコ4 ザ・ビギニング』とは内容がまったく異なる
・ノーマン=ベイツよりは、彼の経営していたベイツ・モーテルとベイツ邸が物語の主人公となっている
※映画『サイコ』の撮影に使用されたモーテルとベイツ邸は、現在もアメリカ西海岸カリフォルニア州のテーマパーク「ユニヴァーサル・スタジオ・ハリウッド」に残っている
※撮影のために建築されたベイツ邸は「住んでいるノーマンを画面上で引き立たせたい」というヒッチコック監督の演出意図から、わざと小さめに作られている
映像作品としての正式続編
『サイコ2』(1983年 リチャード=フランクリン監督)
・ヒッチコック監督没後に製作された正式続編(前作の23年後!)
・前年に発表された小説版『サイコ2』とは内容がまったく異なる
・ノーマン=ベイツの他に、前作で活躍したライラ=クレイン(美人OLマリオンの妹)も登場する
『サイコ3 怨霊の囁き』(1986年 アンソニー=パーキンス監督!)
・ノーマン=ベイツ役のパーキンスがついにメガホンをとった続編
・ノーマン=ベイツと「母親」との対決にクローズアップした展開
『サイコ4 ザ・ビギニング』(1990年 ミック=ギャリス監督)
・アンソニー=パーキンスが最後にノーマン=ベイツを演じたシリーズ最終作(パーキンスは1993年に60歳で死去)
・第1作『サイコ』の脚本を担当したジョセフ=ステファノが再登板している
・ノーマン=ベイツが10代の日々を回想するという内容
・予算規模の縮小により、シリーズ完結編ながらTV映画という形での製作となった
なにかと物議をかもしたやり過ぎリメイク
『サイコ』(1998年 ガス=ヴァン=サント監督)
・脚本もカット割りも1960年版を忠実に再現したという前代未聞の問題作(ただしカラー作品)
・ヴァン=サント監督は前年の『グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち』(主演・マット=デイモン)でブレイク
・ウォン=カーウァイ監督作品で有名なクリストファー=ドイルが撮影監督をつとめている
・ノーマン=ベイツ役を演じたのは若手俳優ヴィンス=ヴォーン(当時28歳)
・展開も結末もまったくオリジナル版と変わらない内容は大きな議論を巻き起こし、前年に「アカデミー監督賞」にノミネートされたヴァン=サント監督は、本作で「ゴールデンラズベリー最低リメイク賞・最低監督賞」の2冠に輝くことになってしまった
こんな感じで錚々たる面々なんですけどね。
『サイコ』のモデルとなった「エド=ゲイン事件」は、今ではもう世界的に「猟奇殺人事件といえばコレ!」みたいな殿堂におさまっている、具体的な犯行の内容なんて口に出すのもはばかられるようなヒドい事件なのですが、実際のエド=ゲインが「頭は足りないけど気のいいおじさん」という印象の人物だったということからもおわかりの通り、さほど『サイコ』と似ている感じはありません。
というか、あの「暗黒ファンタジーの開祖」ハワード=フィリップス=ラヴクラフトの最後の弟子とも言われた小説家ロバート=ブロックが『サイコ』の題材に取り入れたのは「母親の呪縛に悩まされる男」という部分だけらしく、内容はほぼ創作。ノーマン=ベイツもエド=ゲインとは似てもにつかない人物となっています。もちっとつっこむと、ノーマンは基本的に母親という存在に従属し続ける人間だったのですが、エドは逆に「母親に似ている中年女性」を犯行の対象にしていたという決定的な違いもあります。
さて、中学生時代、映画『サイコ』に感動してしまった私は、さすがに同年代の友だちにそんなことを口走ったら人間性と正気を疑われると考慮し、翌日、当時読んだ小説について話すことも多かった中学校の国語のアライ先生に鼻息荒く『サイコ』の衝撃を話しました。
すると、アライ先生はニヒルな笑みを浮かべ(そういう表情が似合う人なのよ!)、
「そうだい、ちゃんと小説の『サイコ』も読めよ。そして続きの『サイコ2』を読め! 『サイコ2』は……もっとすごいぞ。」
もちのろん、私はすぐに書店に走って小説版の2冊を購入、むさぼるように瞬く間に読みきりました。
いやぁ~……『サイコ2』。アライ先生、教えてくれてありがとう!
何度も言うように映画『サイコ』は上品なつくりの中にひとつまみの狂気をきかせた「匠のわざ」的な作品になっているのですが、小説『サイコ』はブラックユーモアあふれるどんでん返しを得意としたブロックらしいギトギト黒光りの逸品となっており、その続編となった『サイコ2』も……とんでもねぇ!! ただその「とんでもなさ」は、ちゃんと映画か小説の『サイコ』を楽しんだ人でなければ味わえないものになっています。こういうオチは……まぁあんまり見かけませんよね。
小説の『サイコ』と『サイコ2』はぜひとも多くの人に読んでいただきたいのですが、哀しいことに日本語訳された文庫版(創元推理文庫とハヤカワ文庫)はどっちも現在、絶版状態なんだそうですよ~。古本屋で見かけたら必ず買おう!
リメイク版の映画『サイコ』は言うまでもなく、別に観なくてもいいよ~!!
ただし、リメイク版で美人OLの役を演じたアン=ヘッシュさんのミスキャストぶりは一見の価値有りです。
だって、いかにも主人公らしい雰囲気で登場した最初っから顔に死相が出てるんだぜ!? セリフを一言も発することなく「ネタバレ」できる女、ヘッシュ……恐ろしい子!
いやぁもう今朝はとてつもないゲリラ豪雨の「ドドドド」音で目が覚めたんですけどね。ちゃっちゃとやんでいつもの夏日のカンカン照りに戻ってしまいました。でも昨日までよりはいくぶん涼しいのがありがたい。
前回までぺらぺ~らと映画『サイコ』関連の個人的な思い出をくっちゃべってまいりました。
前もって有名な「シャワーシーン」があることは知っていたし、「残酷な殺人描写を直接えがかない」というヒッチコック作品でもあったのですが、そんな手段のキレイさなど軽くふっとんでしまうようなショックを、結末の「真犯人」の説明から当時の私はくらってしまったんですな。たまげたね~。
実は、同じように「たまげた」経験としては、小学3年生だった時に、TVであのアニメ映画『AKIRA』(1988年 原作&監督・大友克洋)を目の当たりにしてしまった体験が先にあったのですが、『AKIRA』のほうは私もガキンチョだったので、はっきり言って嫌悪感しか残らなかったんですよ。大学生になってから観なおしたんですけど、今でも『AKIRA』は好きにはなれないの。
今回はですね、その偉大なるサイコサスペンスのさきがけ『サイコ』になにかしら関連のある作品をツラツ~ラとならべてしめたいと思います。
私としましては、実は『サイコ』以上に大大だーい好きな作品もあったりして!
『サイコ』にインスピレーションをあたえた実際の事件
エド=ゲイン事件(1957年11月に逮捕)
・アメリカ合衆国北西部(五大湖沿い)のウィスコンシン州プレインフィールドで発生
・農場経営者エド=ゲイン(1906~84年)による2件の女性殺人と墓場の死体荒らし(ゲイン宅で発見された遺体は10体分前後ですべて女性)
・1968年の結審により精神病院に収容され84年に病死
・1945年に溺愛する母オーガスタが死去したことが犯行のきっかけになったと言われる
・ゲインの家は逮捕後の1958年に放火により焼失している
エド=ゲイン事件をモデルにした『サイコ』以外の映画
『ディレンジド 人肉工房』(1974年2月 ジェフ=ギレン&アラン=オームズビー共同監督)
・役名などは変えられているが、ほぼ実際のエド=ゲイン事件に沿った内容になっている
・タイトルの通り、犯行の異常さに注目した作品
『羊たちの沈黙』(1991年 ジョナサン=デミ監督)
・1988年に発表されたトマス=ハリスのサイコサスペンス小説の映画化
・2011年8月時点までに4作発表されている「レクター博士シリーズ」の第2作
・作中に登場する連続誘拐殺人犯バッファロー・ビルの犯行手口がエド=ゲインをモデルにしている
『エド・ゲイン』(2000年 チャック=パレロ監督)
・はじめてエド=ゲイン事件を忠実に映像化したとされる作品
・ゲイン役を演じたのはスティーヴ=レイルズバック
監督は否定しているがエド=ゲイン事件との類似性がよく話題になる映画
『悪魔のいけにえ』(1974年10月 トビー=フーパー監督)
・「映画史上もっとも恐い」との呼び声も高いホラー映画の金字塔(フーパー監督31歳のデビュー作!)
・2011年8月時点までに3作の続編と2作のリメイク版シリーズが製作されている
・登場するホラーキャラクター「レザーフェイス」の「人の皮でつくったマスク」がエド=ゲインを想起させる
・特にそれ以外のゲイン事件との共通点はない
・レザーフェイスの家族構成は男系の大家族(父親や兄たち)で、その点もゲインと大きく異なる
・物語の舞台もアメリカ南部テキサス州で、北のゲイン事件と環境がまったく違う
※『サイコ』の舞台も、アメリカ南西部のアリゾナ州となっている
『サイコ』の正統な後続作
原作者ロバート=ブロックによる小説の正式続編
『サイコ2』(1982年)
・翌83年に公開された映画『サイコ2』とは内容がまったく異なる
・前作で発生したノーマン=ベイツ事件をもとにした映画が製作されるという、映画『サイコ』を皮肉った展開
・前作を軽々と凌駕してしまう驚愕のオチにそうだい少年も昏倒
『サイコハウス』(1990年)
・原作者ブロックによる正統シリーズ最終作(ブロックは1994年に77歳で死去)
・小説版『サイコ2』の続編であるため、同年に放送されたTV映画『サイコ4 ザ・ビギニング』とは内容がまったく異なる
・ノーマン=ベイツよりは、彼の経営していたベイツ・モーテルとベイツ邸が物語の主人公となっている
※映画『サイコ』の撮影に使用されたモーテルとベイツ邸は、現在もアメリカ西海岸カリフォルニア州のテーマパーク「ユニヴァーサル・スタジオ・ハリウッド」に残っている
※撮影のために建築されたベイツ邸は「住んでいるノーマンを画面上で引き立たせたい」というヒッチコック監督の演出意図から、わざと小さめに作られている
映像作品としての正式続編
『サイコ2』(1983年 リチャード=フランクリン監督)
・ヒッチコック監督没後に製作された正式続編(前作の23年後!)
・前年に発表された小説版『サイコ2』とは内容がまったく異なる
・ノーマン=ベイツの他に、前作で活躍したライラ=クレイン(美人OLマリオンの妹)も登場する
『サイコ3 怨霊の囁き』(1986年 アンソニー=パーキンス監督!)
・ノーマン=ベイツ役のパーキンスがついにメガホンをとった続編
・ノーマン=ベイツと「母親」との対決にクローズアップした展開
『サイコ4 ザ・ビギニング』(1990年 ミック=ギャリス監督)
・アンソニー=パーキンスが最後にノーマン=ベイツを演じたシリーズ最終作(パーキンスは1993年に60歳で死去)
・第1作『サイコ』の脚本を担当したジョセフ=ステファノが再登板している
・ノーマン=ベイツが10代の日々を回想するという内容
・予算規模の縮小により、シリーズ完結編ながらTV映画という形での製作となった
なにかと物議をかもしたやり過ぎリメイク
『サイコ』(1998年 ガス=ヴァン=サント監督)
・脚本もカット割りも1960年版を忠実に再現したという前代未聞の問題作(ただしカラー作品)
・ヴァン=サント監督は前年の『グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち』(主演・マット=デイモン)でブレイク
・ウォン=カーウァイ監督作品で有名なクリストファー=ドイルが撮影監督をつとめている
・ノーマン=ベイツ役を演じたのは若手俳優ヴィンス=ヴォーン(当時28歳)
・展開も結末もまったくオリジナル版と変わらない内容は大きな議論を巻き起こし、前年に「アカデミー監督賞」にノミネートされたヴァン=サント監督は、本作で「ゴールデンラズベリー最低リメイク賞・最低監督賞」の2冠に輝くことになってしまった
こんな感じで錚々たる面々なんですけどね。
『サイコ』のモデルとなった「エド=ゲイン事件」は、今ではもう世界的に「猟奇殺人事件といえばコレ!」みたいな殿堂におさまっている、具体的な犯行の内容なんて口に出すのもはばかられるようなヒドい事件なのですが、実際のエド=ゲインが「頭は足りないけど気のいいおじさん」という印象の人物だったということからもおわかりの通り、さほど『サイコ』と似ている感じはありません。
というか、あの「暗黒ファンタジーの開祖」ハワード=フィリップス=ラヴクラフトの最後の弟子とも言われた小説家ロバート=ブロックが『サイコ』の題材に取り入れたのは「母親の呪縛に悩まされる男」という部分だけらしく、内容はほぼ創作。ノーマン=ベイツもエド=ゲインとは似てもにつかない人物となっています。もちっとつっこむと、ノーマンは基本的に母親という存在に従属し続ける人間だったのですが、エドは逆に「母親に似ている中年女性」を犯行の対象にしていたという決定的な違いもあります。
さて、中学生時代、映画『サイコ』に感動してしまった私は、さすがに同年代の友だちにそんなことを口走ったら人間性と正気を疑われると考慮し、翌日、当時読んだ小説について話すことも多かった中学校の国語のアライ先生に鼻息荒く『サイコ』の衝撃を話しました。
すると、アライ先生はニヒルな笑みを浮かべ(そういう表情が似合う人なのよ!)、
「そうだい、ちゃんと小説の『サイコ』も読めよ。そして続きの『サイコ2』を読め! 『サイコ2』は……もっとすごいぞ。」
もちのろん、私はすぐに書店に走って小説版の2冊を購入、むさぼるように瞬く間に読みきりました。
いやぁ~……『サイコ2』。アライ先生、教えてくれてありがとう!
何度も言うように映画『サイコ』は上品なつくりの中にひとつまみの狂気をきかせた「匠のわざ」的な作品になっているのですが、小説『サイコ』はブラックユーモアあふれるどんでん返しを得意としたブロックらしいギトギト黒光りの逸品となっており、その続編となった『サイコ2』も……とんでもねぇ!! ただその「とんでもなさ」は、ちゃんと映画か小説の『サイコ』を楽しんだ人でなければ味わえないものになっています。こういうオチは……まぁあんまり見かけませんよね。
小説の『サイコ』と『サイコ2』はぜひとも多くの人に読んでいただきたいのですが、哀しいことに日本語訳された文庫版(創元推理文庫とハヤカワ文庫)はどっちも現在、絶版状態なんだそうですよ~。古本屋で見かけたら必ず買おう!
リメイク版の映画『サイコ』は言うまでもなく、別に観なくてもいいよ~!!
ただし、リメイク版で美人OLの役を演じたアン=ヘッシュさんのミスキャストぶりは一見の価値有りです。
だって、いかにも主人公らしい雰囲気で登場した最初っから顔に死相が出てるんだぜ!? セリフを一言も発することなく「ネタバレ」できる女、ヘッシュ……恐ろしい子!