ヨシムラ・サイエンス・ラボ

身近な物を材料視点で解説「サイエンスライター」
銅の良さを伝え広める「伝銅師」、金属のお悩みへの相談「メタルソムリエ」

あなたの台所で意外なことが起こっています!!

2014年08月16日 | 金属 よもやま話
伝統工芸と身近なものを材料科学でサイエンスするヨシムラ・サイエンス・ラボです。

台所の換気扇に付いている照明が切れたので、家電量販店に行ってきた。
切れた照明は、今は懐かしい白熱電球!
前回、交換したのは、確か半年くらい前だったかなぁ。


家電量販店に並んでいるのはLEDばかり。
片隅に追いやられた白熱電球(2個入り 140円)をようやく見つけた!
寿命と消費電力を考えるとLED電球の方がよいのだろうが、LED電球の一番安いのは500円。
1個70円の白熱電球にひかれてしまい、悩んだ上で白熱電球を購入。

ちなみに、白熱電球はガラスの中にあるフィラメントと呼ばれる発熱体からの発光を利用したもので、フィラメントには高融点金属のタングステンが使用されているのが一般的です。
昔、私の大学の指導教官であった先生から「白熱電球のフィラメントが切れるのは、タングス線の自重によるクリープ現象によるものである」と聞いた記憶がある。
クリープ現象についての詳しくは後日述べるとして、白熱電球とクリープ現象。
台所で意外な現象が起こって、電球が切れているんですね。

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