私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

新規登場ゾウムシ3種

2020-07-28 12:12:18 | オトシブミ・チョッキリ・ゾウムシの仲間
2020年7月28日(火)

昨日、所用で広島西部へ。

ついでに雨の中、兄貴と森林公園へ。

いやあ、雨の中の虫探しは厳しい。
ほとんどいないもんなあ。

と、兄貴が見つけてくれたのが・・・

ミドリクチブトゾウムシかな? 20200727


大きさは10mmほどの。


全部で4匹見つけて、緑色の強い個体は小さく、よく動くのでパス。
葉を一枚いただいて、大きい個体を乾いたところで撮影。


カシワ・コナラ・クヌギといったいわゆるドングリ木の葉か
ハンノキの葉を食べると書いてる人もいる。

ただ、ドングリ系の木がたくさんある中で、ただ1本生えていた葉の細長い木にだけしがみついてた。
あれがもしハンノキならば、大好物はハンノキということになるなあ。

ま、お手柄の兄貴は、ハンノキよりも「パンの木」とか「ご飯の木」の方が大好物かも?


オオタコゾウムシかな? アルファルファタコゾウムシかな? 20200723


湖畔近くにある淡水魚研究施設の多肉植物にへばりついてた。
施設に入る直前に見つけて、とりあえず乾いた所で撮影をしてたら・・・
同行者たちとはぐれてしまい、ええ年こいて迷子となった。

ま、その辺の葉をつかってゆっくり撮影してればいいや!


大きさは10mmほど。


PDF『侵入害虫アルファルファタコゾウムシの見分け方』(農林水産省 1984)によれば

成虫の上翅(翅 鞘)には細長い毛と鱗片(うろこ)があり、鱗片の形が種により異っているので 、これを見分けるのが簡便である。

と、書かれているけど、私ら老眼朦朧ど素人にはそんなこと無理やで!

ま、どちらも牧草とするマメ科植物(シロツメクサ)とともに、海外から侵入した外来生物。
ハムシやゾウムシの仲間で初めて出会った国外外来種なのだ。

大きさからすれば、間違いなくオオタコゾウムシなんだけど

アルファルファタコゾウムシだと、ヨーロッパから1982年に福岡県(国内初記録)、
東北を除く全国へ分布を広げてて、『日本の侵略的外来種ワースト100』に選ばれるほど、農産物に被害を与えてるらしい。
(国立環境研究所 侵入生物データベースより)

オオタコゾウムシだと、北米から1978年に 神奈川県(国内初記録)、生息域は本州・九州・四国と書かれてるものもあるけど、正確にはわからない。分布を広げ、農作物へ被害を与えてるのも確からしいのだ。

さ、どっち?
一応、見た目と大きさからオオタコゾウムシに私は1票を投ずる。

どちらも外資系大手企業で、従来の日本企業を脅かしてるけど、最悪のレッテルを貼られてるアルファルファタコゾウムシよりはマシだしな。
何より年をとり、あまり人と会わない生活をしてると、アルファルファタコゾウムシと口がうまくまわらんしな。


マダラアシゾウムシかな? 20200719


県北の渓流で、流心近くの岩にへばりついてた。
大きさは10mmオーバー。

私の出会ったゾウムシの中では、一番お~鼻(?)が長いのね。


つかまえて、葉の上でパチリ!


もちろん、岩にへばりついたままではね。
川岸の樹木へ放したよ。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)に載るほどの普通種で
もともと日本にいて、さぼとの悪さもしないゾウムシらしい。

3種とも『ゾウムシ群ギャラリー』に入れとこ。

吻がむっちゃ伸びるシギゾウムシの仲間を一度見てみたいなあ・・・

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