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カシワノミゾウムシ Rhynchaenus japonicus :口吻のるつぼたち⑩

2022-06-28 13:39:17 | オトシブミ・チョッキリ・ゾウムシの仲間
2022年6月28日(火)

カシワノミゾウムシ Rhynchaenus japonicus  

4mmほど  20220601

広い公園内に数本植樹されてたコナラの葉に

びっしりついていた。

ひっついてるときは扁平な虫に見えるけど、触れようとするとピンッと跳ねた。
どうやらノミゾウムシの仲間らしいと、そっと気配を消して何枚か撮る。

この後肢の太さはすごいよね。

ノミハムシの仲間も跳ねるけど、それよりもはるかに発達してる。

大きな複眼も太く長い吻も何となくアンバランスな違和感を感じる。


一枚の葉に何匹もついてて、公園のコナラは半分枯れ葉状態になってた。

和名の通り、コナラに限らず、カシワとかシイ・ナラ類をホストとする昆虫。
昆虫と植物は、切っても切れない関係の中で『共進化』してきてるという。
ドングリの殻の硬さとシギゾウムシの吻の長さなんてのが典型的な例だ。

また、アインシュタインは「昆虫が滅びた数年後は人類も滅びる」みたいなことを言ってる。

そして、ふと疑問に思う。


整備されたきれいな公園内に植樹されたコナラにはびっしり大発生していたけど
そこから山道へと散歩し続け、二次林に生えてるカシワ・シイ・ナラの葉はみんな青々と元気なのだ。
1枚、また1枚と葉の裏を確かめてみたけど、コイツ1匹もいないのだ。

・多様な植生の中では様々な要因が作用して大発生できないのではないだろうか?
・公園に植えられたコナラが弱っていたのだろうか?目立っていたのだろうか?
・作物への虫の食害も、人間が「より食べやすい無害な植物を目立つ場所」に育てているからだろうか?

そんなことを考えているうちに、コイツに気付かれスタコラサッサと逃げはじめたのであった。

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