Rin's Table

結婚を機に福岡から上京。趣味の食べ飲み歩きを中心に記録(ひとりせんべろ~グランメゾンまで)

麻布 川上庵

2005-06-09 | 飲もうや!! レストラン(港・渋谷区)
(june-8)二人で行った場合は旦那レポート(笑)

ぼくのお嫁さんは、外見に似合わず親父な飲み方が好き。とりわけ、蕎麦屋でちびちびと日本酒を飲むのが大好きだ。蕎麦を食べる前に、前菜を取りながら杯を傾ける。

川上庵は麻布十番のある建物の地下にある蕎麦屋。麻布十番には老舗の蕎麦屋が軒を連ねているが、川上庵は信州蕎麦を食べさせるお店。本店は軽井沢だそうだ。

地上の入り口から階段を下りていくと、踊り場のような空間に迷い込むことになる。扉を開けると4メートルの高さを誇る天井が広がり、蕎麦屋とは思えないモダンな感じを受けた。それでいて、アバンギャルドというわけではなく、モダンと伝統が調和したおしゃれな店内。

ビールとお酒を頼んで、まずは本日のお魚のカルパッチョから頼んだ。本日のお魚はスズキ。胡椒が効いていて、これがまたビールと合う。このビール、実は市販のビールとは違って、特別に作ってもらっているようだ。分類としては、おそらく焙煎(ばいせん)ビールだと思う。少し醤油に似た味が心地よい。

風水ではビールは「悪い気を流し、気持ちを明るくしてくれる」のだそうだ。確かに、カルパッチョに舌鼓を打ちながら琥珀色の液体をのどに流し込んでいるうちに、ひどい疲れが和らいでいくような気がした。

蕎麦屋で飲むなら頼みたい一品といえば、だし巻き卵。ここのだし巻き卵は上品で優しい。ぼくは基本的にだし巻き卵ファンだが、マニアではない。

だから、細かいことは言えないし、蘊蓄を語るタイプでもないが、ネギと大根おろしのコンビネーションがすばらしかった。やはり、しっかりとした作りが効いたのだろうか?

途中、三種類の豆腐を食べた。実は、スタッフが二人熱心に勧めるので、ひとつ食べてみようということになったのだが、いや、二つ食べてもいいくらいおいしかった。ほっとする味。三種類の味が、好奇心も満たしてくれる。そして、豆腐を三種類も食べているというのがヘルシー志向を満足させる。なかなか、いいトリオだ。

三名で飲んだのだが、全員が驚きの声を上げたのが左の一品。レンコンで牛肉を挟んでフライしたものだが、メニューからでは、牛肉がミンチなのではないかと三名中二人は考えていたのだ。

口に運んで初めて、正統な牛肉をレンコンで挟んだ理由が分かった。しゃきしゃきしたレンコンの食感と牛肉の肉の味が対照的で、お互いを補い合っている。これまた、ビールに最適とばかりに調子に乗って飲んだら、かなり酔っぱらってしまった。

さらに追い打ちをかけたのは鶏肉の炭火焼き。腹を空かせた三人はこれも調子よく口にほいほいと運んでいった。この辺りでビールに別れを告げて、女性二人は日本酒を飲んでいる。飲むなら辛口のお酒とばかりに飲んでいるが、実際に、辛口のお酒でこの鶏肉を食べるのは贅沢だ。シシトウがまたおいしい。レモンをたっぷりかけて鶏肉を口にほおばるとうれしい気持ちになる。

この時点で、全員お酒が入って騒いでいたため、うっかり写真を取り忘れたが、最後に頼んだお蕎麦もなかなかおいしかった。いろいろとおいしい料理を勧めてくれた松山マネジャーとスタッフに感謝しながらお暇した。

(私の一言)
友人(きっかけは~このdiary)もいて、楽しい飲み会となりました。また、おつきあい下さいね。こちらのお店ですが軽井沢が本店。他に青山 (ちょっと奥まったとこ)にもあるんですよ。明け方まで開いてるし、日本酒など飲み物も充実しているので、そば屋で飲みたい人におすすめです。久々飲む黒龍美味しかったぁ。

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