Rin's Table

結婚を機に福岡から上京。趣味の食べ飲み歩きを中心に記録(ひとりせんべろ~グランメゾンまで)

Brasserie Manoir  2010年2月ディナー

2010-02-25 | 飲もうや!! レストラン(港・渋谷区)
お店に今期最後というヒグマ入荷のお誘いをいただいたので、またしても訪問しました。今回も軽くって感じなので、アラカルトをシェアする感じでオーダー。どれもおいしそうで見ているだけで楽しい。食べるのも楽しいのですが、選ぶのも楽しい。カウンターから厨房を少し見つつ、想像をふくらませます。まずは、グジェールをいただいて、ワインをいただきます。

「ボタン海老とキャビア 苺の冷製カペリーニ」

「猪頭肉のお温製テット・ド・ボー サラダ添え」テット・ド・ボーがすばらしい処理で、とても食べやすくなっていました。感覚的には、ほほ肉みたいな感じ。でも、表面はかりっとしていて、レンズ豆とそれがまたおいしい。

「旭川で取れた熊のシヴェ シャンピニョン デュクセル添え」
フレンチの神髄はソースと何度も言っていますが、このソースの色のすばらしいこと。シェフによると、ワインを大量に使ってこのワインソースを作っているのだとか。ヒグマの話も聞いたところ、肉の味は、獲ったヒグマが何を食べていたによるのだとか。今回のヒグマは鮭をたくさん食べていたとかで、少し魚っぽい味でした。といっても、白身魚ではなくて、マグロの赤身のような味。ソースもあってワインが進むこと。

シェフからプレゼント「トスカーナ風猪」。イタリアンのシェフから教えてもらったもので、その方はパスタに使っているのだけど、自分はこれだけの方がおいしいと思ってとおっしゃっていました。ワインがいけます~
最後はチーズをいただきながら、シェフと長話。やっぱり、お酒を飲むかどうかで好きな料理も変わるし、レストランの評価も変わるねというような話で盛り上がり、とても楽しく話させていただきました。レストランは料理と給仕も大切ですが、その場で交わされるコミュニケーションも大切。実際、シェフの料理からは「飲め!」のメッセージが流れていました。そういう気持ちを受け止めるのもうれしい。

今季は雉(キジ)はいただくチャンスがありませんでしたが、来年こそは!

この日は気になっていたポタンサックをいただきました。今度改訂があれば、メドック格付け5級に入るだろうと言われている実力派のワインですが、飲んだことがなかったのです。Château Potensac 2002  Médoc
(Cabernet Sauvignon 60%, Merlot 25%, Cabernet Franc 15%)エレガントではないけれど、力強く、バランスの取れたワインだと思いました。調べてみると、このシャトーの所有者は有名なレオヴィル・ラスカーズのシャトーを所有するドゥロン家なんだとか。それにしてもリーズナブルです