津野海太郎『最後の読書』
どうして本を読むのだろう。いつまで読み続けられるのだろう。
その答えが得られるわけではないが、ヒントを与えてもらった気分。
80歳の著者が読んできた本の話。
単なる読書記録とは違う。
たとえば、鶴見俊輔が自分のもうろくを記録した『もうろく帖』から始まる話は、年を取ってからの「学ぶ」を手がかりに、幸田文、堀江敏幸、串田孫一の引用へと続いていく。
本をより深く読むためには、そのための読書の蓄積が必要だ。
さらに、年齢を重ねることで、経験の豊かさから生まれる感覚も大事だとわかる。
装丁は平野甲賀氏。(2019)
どうして本を読むのだろう。いつまで読み続けられるのだろう。
その答えが得られるわけではないが、ヒントを与えてもらった気分。
80歳の著者が読んできた本の話。
単なる読書記録とは違う。
たとえば、鶴見俊輔が自分のもうろくを記録した『もうろく帖』から始まる話は、年を取ってからの「学ぶ」を手がかりに、幸田文、堀江敏幸、串田孫一の引用へと続いていく。
本をより深く読むためには、そのための読書の蓄積が必要だ。
さらに、年齢を重ねることで、経験の豊かさから生まれる感覚も大事だとわかる。
装丁は平野甲賀氏。(2019)