クレア・ノース『ハリー・オーガスト、15回目の人生』
振り返ってみると、ずっとカバーに描かれたイラストの世界観に支配されたまま、この本を読んできたような気がする。
それほど、小説の世界とイラストは、ぼくの中でぴったり重なっていた。
理由もわからず繰り返される人生。
どんな最期を迎えようとも、決まって同じ赤ん坊として生まれてくる。
前世の記憶をしっかり持ったまま。
そうやって800年も生き続けることの疲労感、絶望感。
世界の終わりが早まっているというメッセージを受け取り、その元凶を探し、対決する長い物語。
カバーの、遠くを見つめる男の表情が、いつまでも忘れられない。
彼の人生は、本を閉じた後もまだまだ続くのだと。
装丁は國枝達也氏、イラストは高橋将貴氏。(2017)
現在は違う装丁になっている。(2018)
振り返ってみると、ずっとカバーに描かれたイラストの世界観に支配されたまま、この本を読んできたような気がする。
それほど、小説の世界とイラストは、ぼくの中でぴったり重なっていた。
理由もわからず繰り返される人生。
どんな最期を迎えようとも、決まって同じ赤ん坊として生まれてくる。
前世の記憶をしっかり持ったまま。
そうやって800年も生き続けることの疲労感、絶望感。
世界の終わりが早まっているというメッセージを受け取り、その元凶を探し、対決する長い物語。
カバーの、遠くを見つめる男の表情が、いつまでも忘れられない。
彼の人生は、本を閉じた後もまだまだ続くのだと。
装丁は國枝達也氏、イラストは高橋将貴氏。(2017)
現在は違う装丁になっている。(2018)