つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

津幡町の街頭に置かれたグローバル・スタンダード。

2012年07月22日 18時28分55秒 | 日記
Global Standard。
日本語訳するならば、世界標準。世界基準。
その代表的な1つが「今日の一枚」…「コカ・コーラの瓶」ではないだろうか。

暗闇で触ってもそれと分かるようなデザインを目指して開発されたのが、
“曲線美の傑作”と言われる独特の形状。
本社のあるアメリカ・アトランタの森にちなみ
“ジョージア・グリーン”と呼ばれる緑がかったガラス。
僕が生まれるずっと以前から、すっかり世界的な存在だ。
事実、飲料メーカーとしては最大手。
先日、60年ぶりにミャンマーへの事業展開復帰を決定したため、
進出していない国や地域は、キューバと北朝鮮の2ヶ国のみ。
文字通り世界標準といって過言ではない。

そして、僕は、コカ・コーラを引き合いに出した、あるコメントを思い出した。

『この国(アメリカ)が素晴らしいのは、
 一番金持ちの消費者も、一番貧しい消費者と
 同じものを買っているところだ。 
 例えば、TVを見ていると遊説中の
 アメリカ合衆国大統領の映像が目に入ってくる。
 休憩中の彼の手にはコカ・コーラ。 
 考えみて欲しい…。 そのコカ・コーラを貴方も飲む事ができるんだ。』

発言者は〝20世紀のポップアート〟を創造した芸術家
「アンディ・ウォーホル」。
アメリカが、資本主義陣営の盟主として君臨し、
大量消費文化の主役だった60’sを表す言葉だと思う。
190mlのレギュラーサイズ瓶は
“眩しい20世紀の亜米利加”そのものだ。

今や時代は変わり、アメリカドルは基軸通貨の座から降りようとしている。
また、アメリカ発のカルチャーが世界を席巻する機会は、決して多くない。
コメント
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