つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

賭けたり、競ったり、旅したり。~2016秋・琵琶湖。

2016年11月05日 15時38分33秒 | 賭けたり競ったり
僕が暮らす津幡町には、石川県で一番大きな水辺…「河北潟(かほくがた)」がある。
昭和38年(1963年)に始まった国の干拓事業以前は、
東西4km、南北8km、面積は23平方キロメートル。
日本国内の湖沼で20番目の規模を誇っていた。
しかし、およそ5分の一に縮小した現在のランキングは50位程度。
「河北潟」は、僅か半世紀の間に大きな変化を被った訳だが、
昔も今もチャンピオンの座を譲らない絶対王者は、ご存知「琵琶湖」。
…そのマザーレイク(母なる湖)を利用した競艇場が「ボートレースびわこ」である。

近くにこんなお店があるのもお土地柄。

焼肉・ホルモンと肩を並べて「鯉」の文字が躍るのは、
伝統的に淡水魚を食してきた琵琶湖ならではの文化だろうか。
…などと思いを巡らせつつ場内へ。

メインスタンドからは「近江富士」や「琵琶湖大橋」。
「近江大橋」「浜大津」などが視界に入り、大変眺めがよろしい。
また、競争水面の外は、穏やかで賑やか。
画像に映りこんだ「ミシガン」をはじめ、
観光船や釣り舟、ヨット、季節が夏なら水上バイクなどが行き交っている。

そんな「琵琶湖競艇場」には、幾つかの特徴がある。
@淡水で水が硬いため、舟が跳ねやすい。
@標高86メートル地点で気圧が低いため、エンジン出力が低い。
@1マーク(最初の旋回地点)の水面スペースが狭く、内側の旋回は難しい。
こうした要素が影響し、最も有利とされるインコースが、他場と比べて弱い。
次の画像で分かるだろうか?

舟同士が接近していて、いかにも窮屈そう。
競争水面の端、手前の消波装置とターンマークとの距離が近く、
イン艇は小回り旋回になりやすい。



さて、この日は一般戦の最終日だった。
(※作中:一般戦とは最もランクが下で、最も多く開催される艇界の基本レース)
千秋楽結びの一番は優勝戦。
結果、エースモーター65号機を駆る「北川潤二」選手が、
5コースから展開を突き、見事に差し切った。
通算2度目のV! おめでとう!
個人的に舟券は外したが、拍手を送り勝利者インタビューに耳を傾けた。

…さぁ、この日、日本財団に預けたマネーを引き出すのは明日だ!
同じ場のオールレディース「プリンセスカーニバル」初日を狙う!
琵琶湖で作った借りは、琵琶湖で返してもらおう!
我に閃きと幸運が在らんことを!

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滑稽との遭遇。

2016年11月05日 06時49分19秒 | 旅行
僕が暮らす場所は「津幡町」だ。
「つはた」ではなく「つばた」と読む。
同じ「幡」の字を使っていても「は」「わ」「まん」と読む土地もある。
固有名詞は、読み方も固有。
よく思い込みから勘違いしやすい。
例えばコレ。

滋賀県の「米原市」。
正しくは看板のアルファベットルビのとおり「まいはら」。
しかし、通称「まいばら」の方がメジャー。
また、同市の駅の名前は「まいばら」、北陸自動車道のICは「まいはら」と読む。
複雑なだけに、間違わないよう気を付けねばと思う。

さて、前述の画像を撮影したのは、一昨日の朝。
高速道路のSAでシャッターを切ったのだが、
その日帰りドライブ途上、ある珍妙な読み間違いに遭遇した。

僕は、高速道路を走る際、交通規制や渋滞情報などを入手するため、
よく「ハイウェイラジオ」を利用する。
その放送は、道路管制センターへ集約された情報をもとに、
あらかじめ録音された単語をプログラムでつなぎ合わせた合成音声による案内。
為に、時々イントネーションに誤りが生じるのだが、
先日のそれは「じ」が「に」に置き換えられるという何とも滑稽なものだった。

11月11日から12月11日までのあいだ、
 夜11時から午前11時まで、交通規制が予定されています。


これが、以下のように聞こえたのだ。

にゅういち月にゅういち日から、にゅうに月にゅういち日までの間、
 よる・にゅういち時から、午前にゅういち時まで…


こみ上げる可笑しさをこらえきれず、
楽しいひと時を過ごせた僕が向かった先は、滋賀県大津市。
マザーレイクには、夢を乗せ湖面を駆ける6色の舟が待っている。
以下、次回。
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