鬼才「寺山修司」は「懐かしの我が家」で次の言葉を遺した。
「ぼくは不完全な死体として生まれ、何十年かかゝって、完全な死体となるのである」。
時は、平等で残酷だ。
生まれ落ちた瞬間から「死」へのカウントダウンが始まる。
誰しも「老い」からは逃れられない。
先日、知人から「十数年前の自分」が写った画像をもらい、
つくづく、ジジイになった事を自覚した。
当時とて、決して若くはないのだが、その衰えぶりたるや、なかなかのものである。
しかし稀に「時の法則」が当て嵌まらないのではないかと錯覚するケースがある。
例えば、この2人。
ほんの手すさび、手慰み。
不定期イラスト連載・第九十二弾「ビビアン・スー」と「ペネロペ・クルス」だ。
「ビビアン・スー」。
出身:台湾・台中市。
生年月日:1975年3月19日。(この記事投稿時は43歳)
既婚・2児の母。
モデル、女優、歌手、作詞家として、
台湾、日本、中国を拠点に活動するマルチタレント。
中台混血の故か、東洋的な愛らしさの中にエキゾチックな美が覗く。
「ペネロペ・クルス」。
出身:スペイン・マドリード州。
生年月日:1974年4月28日。(この記事投稿時は44歳)
既婚・2児の母。
スペインをはじめとしたヨーロッパ、アメリカ・ハリウッドを拠点にする大女優。
ラテンの血が醸す美しさは、もはや説明の必要はない。
東西を代表する「美魔女」と言って差し支えないお2人。
魅力や特出はそれぞれだが、共通項は「エイジレス」。
まるで「魔法を使ったように若く美しい」。