春は曙
夏は夜
秋は夕暮れ
冬は夙めて(つとめて/早朝)
日本三大随筆の1つと称される「枕草子」の中で、
作者の「清少納言」は四季のハイライトを、それぞれ、そう例えた。
これは思うに、いずれも「定点観測」なのではないだろうか。
彼女は、平安時代の上流階級女子。
行動の自由が制限されていた訳だから、
自室の窓から眺めた景色を引き合いに出し言い表したと想像する。
もしも、もっと気軽に外出できたなら、随筆の文面は違っていたかもしれない。
令和の北陸に生きる庶民--- 僕「りくすけ」が、
散歩に適した時間帯を指すなら、こんな感じだろうか。
春は尽日(ひねもす/朝から晩まで)
夏は曙
秋は薄暮
冬はお休み
やはり、気温と散歩の関係は深い。
早々と梅雨が明け、猛々しい暑さが悩ましいだけに今日は夜明けに合わせて出発した。
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曙の津幡川。
涼しく湿り気を帯びひんやりとした川辺は風が抜ける。
朝のひと時を過ごすには、大変心地が良い。
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相棒の「りくすけ(犬)」も快適そうに歩を進めていた。
舗装された河川管理道路の路肩から伸びる、葛のつる。
路面を覆い隠さんばかりの勢いを見て、ホッとする。
植物は暑熱に負けず繁茂していた。
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鮮やかな「立葵(タチアオイ)」。
夏到来を印象付けてくれる花だ。
和名は、地面から真っ直ぐに伸びる姿から付けらたと聞く。
英名は、ホーリーホック(Hollyhock)。
十字軍によって、キリスト教の聖地(エルサレム≒地中海奥部)から
ヨーロッパにもたらされた経緯あっての命名とか。
ヨーロッパ~シルクロードを通り、日本へ。
北陸の片田舎に根付くまでの道程を思うと、大輪にドラマを感じてしまうのである。
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津幡川に架かる「おやど橋」の袂では護岸工事の真っ最中。
おそらく、昭和44年(1969年)の河川改修以来か。
半世紀前の石積みには老朽化が見て取れていたから、賢明な判断と考える。
よろしくお願いしたい。
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やはり川沿いに建つ寺院「弘願寺」前で、なかなかいい言葉と遭遇。
確かにその通りだ。
病魔、交通事故、天災、詐欺、盗難、火事。
それら不運に今のところ遭っていない。
実は、不運はすぐ傍まで近付いていたのかもしれず、
幸いにも、偶然、回避できているのかもしれないのだ。
当面は「猛暑」に気を付けねばと思う。
夏の散歩は曙、である。
分かりますぅ☺️
夏は曙ですよね
私も最近早朝ウォーキングを始めて夏は曙を満喫中デス🚶♀️
熱中症に気をつけていきましょう!
先ほど貴ブログを拝読し、
早朝ウォーキングを始められたことを知りました。
北海道滞在時代も勿論ですが、
毎回、舞鶴(?)の美しい画像や、
手料理の画像、ベランダ栽培の様子を拝見し、
楽しませてもらっております。
お互い猛暑に気を付けつつ過ごしたいものですね。
どうか、お身体ご自愛くださいませ。
では、また。
りくすけさんの学の高さがにじみ出ているブログですね。僕には、真似できません。
ブログはもちろん曙の散歩もダメです。
ともかく、朝は、弱い方ですので。
「目についた、運の悪さより、目に見えない、運の良さは、はるかに多い」
素晴らしい言葉ですね。
では、また、酷暑続く夏、ご自愛のほど
学の高さはまったく自信がありません。
ただ未知を知ることは、昔も今も、
大いなる喜びと思っています。
また作文にも楽しみを見い出しておりますので、
何とかうまく伝えたいと四苦八苦してます。
曙の行動は、年を食うにつれて
苦にならなくなりました。
年々疲れやすくなる反面、
睡眠時間は短くなる傾向です。
では、また。