http://www.asahi.com/sports/update/1112/TKY201111120432.html
プロ野球・読売巨人軍の渡辺恒雄球団会長(85)=読売新聞グループ本社代表取締役会長・主筆=は12日、コーチ人事を独断で覆されたなどとして渡辺会長を批判した清武英利球団代表兼ゼネラルマネジャー(GM、61)の11日の記者会見について「事実誤認、表現の不当、許されざる越権行為および私に対する名誉毀損(きそん)が多々あるので、私の立場から正確な事実を説明する」とする反論談話を発表した。
大王製紙やオリンパス経営者と同様のコンプライアンス違反という表現に対しては「両社のケースは刑事犯罪的事案で巨人の人事問題とは次元が異なる」と、清武氏の謝罪を求めた。会見で指摘されたヘッドコーチ人事については、10月20日にコーチ人事の報告を受けていたことを認めた上で、その後に江川卓氏の招請を「原君(監督)から提案された」とし、助監督に迎えることを考えたが、「社内的に正式手続きをとっていないし、今日まで江川君と何の接触もしていない」と説明した。桃井恒和オーナーのオーナー職を解く人事についても、読売新聞社幹部と相談の上、桃井氏の事前了解を得ており、「“清武声明”は非常識で悪質なデマゴギーだ」と痛烈に批判した。
その上で、清武氏については読売新聞社内やチーム内にも批判があり、業績の上でも「GMは適任でなかった」と指摘。一連の行動は会社法355条の「取締役の忠実義務」違反に該当するとした。清武氏の処分については「今後の対応は本人の反省次第で現時点では求めない」としている。
これに対し清武氏は12日深夜、コメントを発表し、コーチ人事を聞いていないと報道陣に明言した渡辺会長が10月に報告を受けたことを認めたことが最も重要とし、「意図的に虚偽の事実を述べたことは大変、遺憾なこと」とした。
http://www.asahi.com/sports/update/1113/TKY201111120644.html
清武氏が再反論「意図的に虚偽述べたのは大変遺憾」
巨人軍の渡辺恒雄球団会長が12日発表した談話に対し、清武英利球団代表兼ゼネラルマネジャーが同日深夜に発表した再反論のコメントは以下の通り。
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渡辺恒雄・読売新聞グループ本社代表取締役会長・主筆の談話について
本日、渡辺会長の談話が発表され、報道各社からコメントを求められていますので、最小限のことのみ申し上げます。
この談話の中で、最も重要なのは、渡辺会長がさる10月20日に桃井恒和オーナーと私がコーチ人事等について報告を受けていたことをお認めになったことです。渡辺会長は11月4日、多数の記者を前に「俺は何にも報告を聞いていない。俺に報告なしに勝手にコーチの人事をいじくるというのは、そんなことはありうるものかね」と明言されました。
このことは、テレビなどで何度も放映され、今や周知の事実です。もし、そうだとすると、渡辺会長は、桃井オーナーと私がペーパーに基づき、長時間報告したことをすっかり忘れておられたか、国民への窓口である記者に対し虚偽の事実を述べたことになります。
今回の談話で、報告を受けたことをお認めになっているのですから、お忘れになっているのではなく、虚偽の事実を述べたことは明白となりました。いやしくも我が国のリーディングペーパーのトップがマスコミに対し、意図的に虚偽の事実を述べたことは大変、遺憾なことではないでしょうか。
私は、原監督が自らも了承し、契約書を取り交わすばかりになっていたコーチ人事について、GMやオーナーになんの相談もせず、密(ひそ)かに会長に直訴したなどということは信じることはできません。このような形で、原監督を巻き込んでしまうことについては大きな疑問を感じざるを得ません。
2011年11月12日
巨人軍・清武英利
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☆ま、清武氏は辞めざるをえないだろうが、引き換えに鍋常氏のワンマン体勢の終焉かも知れない。よく言ったと褒めたい気分だ。(^^)
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