三宅雪子よ さようなら
兵頭正俊の状況の交差点
三宅雪子よ さようなら 三宅雪子の死と、ゴーン送還、アメリカのイラン攻撃を採り上げました。 新年早々、大きな思考の糧をもらったと思って、見ていただけたら幸せです。
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警察庁ナンバー2に中村格が!(警察庁HP)
ついに、あの“官邸の忠犬” “政権の爪牙”が警察庁ナンバー2の座に就く。昨日14日、警察庁長官に松本光弘次長、警視総監に斉藤実副総監が昇格する人事が閣議で承認されたが、同時に警察庁次長に中村格官房長が就くことがわかったからだ。
次長というと長官のたんなる補佐役のように受け取られがちだが、実際にはその権力は絶大で、指揮監督は全国におよび、事実上、警視総監以上の権限をもつ。しかも、予算をはじめ人事や政策立案まで握るポジションであり、さらに出世コースとしては次期長官が約束されたも同然だ。
そのポストに官邸の忠犬たる中村氏が就く──。この人事に、憤りを覚える人はきっと多いはずだ。
というのも、中村氏といえば、昨年12月に東京地裁で勝訴した伊藤詩織さん事件で山口敬之氏の逮捕を潰した最重要キーマンだからだ。
あらためて振り返ると、元TBS記者で「安倍首相にもっとも近いジャーナリスト」と呼ばれていた山口敬之氏から性暴力を振るわれたという伊藤さんの相談を受け捜査を担当していた高輪署の捜査員が、2015年6月8日、逮捕状を持って成田空港で山口氏の帰国を待ち構えていた。ところが、この逮捕直前に上層部からストップがかかった。この逮捕取りやめを指示したのが、当時、警視庁刑事部長だった中村氏だった。実際、山口氏の逮捕を取りやめるよう指示したことについて、本人が「週刊新潮」(新潮社)の直撃に対し、「(逮捕は必要ないと)私が決裁した」と認めているのである。
伊藤さんの著書『Black Box』(文藝春秋)には、伊藤さんが直接、中村氏への取材を二度試みたくだりが出てくるのだが、それによれば、中村氏は一切の説明をせずに逃げたのだという。
〈出勤途中の中村氏に対し、「お話をさせて下さい」と声をかけようとしたところ、彼はすごい勢いで逃げた。人生で警察を追いかけることがあるとは思わなかった。
私はただ、答えが欲しいのだ。中村氏にはぜひ、「私のした判断は間違いではなかった。なぜなら……」ときちんと説明して頂きたい。なぜ元警視庁刑事部長の立場で、当時の自分の判断について説明ができず、質問から逃げるばかりなのだろうか?〉(『Black Box』より)
結果的に事件は2015年8月に書類送検され、山口氏は翌年7月22日付けで嫌疑不十分で不起訴処分に。逮捕寸前まで行った事件が、このように中村氏の逮捕取りやめ指示によって“ブラックボックス”のなかに押し込められてしまったのである。
そして、この中村氏による逮捕取りやめ指示の背景にあるとみられてきたのが、中村氏と菅義偉官房長官の関係だ。中村氏は第二次安倍政権発足時に菅官房長官の秘書官をつとめており、“菅の懐刀”と言われてきた。
その深い関係を象徴するのが、『報道ステーション』(テレビ朝日)の古賀茂明降板事件だ。2015年、IS人質事件に関してレギュラーコメンテーターだった古賀氏は安倍首相が「『イスラム国』と戦う周辺国に2億ドル出します」と宣戦布告とも取られかねない発言をおこなったことを批判。さらに「まぁ私だったら“I am not ABE”(私は安倍じゃない)というプラカードを掲げて、『日本人は違いますよ』ということを、しっかり言っていく必要があるんじゃないかと思いましたね」と発言した。
この発言に官邸は大激怒。本サイトでも当時伝えているが、「菅官房長官の秘書官」が番組編集長に電話をかけまくり、編集長が出ないと今度はショートメールで「古賀は万死に値する」という、恫喝をかけた。その「菅官房長官の秘書官」が中村格氏だったのである。
日本共産党第28回大会1日目の14日、共闘する3野党・2会派の代表と特別ゲストが参加してあいさつしました。その要旨を紹介します。
山宣こと山本宣治は治安維持法の改正に反対し、1929年に開催された帝国議会での反対演説を準備していた折、右翼の男に刺殺されました。
山本宣治は1928年の第1回衆議院普通選挙で京都2区から初当選しました。
昭和初期の日本は軍国主義に進み、言論は弾圧され自由は許されず、多くの人々が貧困にあえぎました。山本宣治は、社会の片隅に追われた人々のために命を燃やし、政治家としての人生を全うしたのです。
「山宣ひとり孤塁を守る。だが私は淋(さび)しくない。背後には大衆が支持してゐるから」。この山本宣治の言葉は大山郁夫先生が書き残しました。そして今、日本共産党の国会控室に掲げられております。この書の写しが、穀田国対委員長を経由して私の議員会館にも飾ってあります。
確かに皆さんと私の間に個々の政策、考え方について見解の相違はあります。しかし10年前、5年前、選挙協力が本格的に始まった3年前、さらに今日と、その距離はグンと縮まりました。
失礼を顧みず申し上げるならば、そびえたつ山からようやく皆さんに降りてきていただいた。同時にわれわれも、常に弱者に寄り添う視点を持ち続ける政治姿勢を、皆様から教えられてきました。
今後お互いの距離をさらに縮めていき、国会運営や国政選挙で一体感のある協力をしていきましょう。そうすれば、自然とその先に政権が見えてきます。
今日、安倍1強政権の中で平和憲法の理念が捨て去られ、集団的自衛権の一部行使が容認されました。「桜を見る会」や森友・加計事件に見られるように、長期政権の弊害が見られます。格差社会も進み、都市と地方の格差も拡大しています。
平和で公正で平等な社会が目の前で崩れ落ちていく姿を、われわれは座視するわけにはいきません。山本宣治が貫いた、常に大衆とともに生き大衆のために立ち上がる信念を胸に刻み込みながら、皆さんと一緒にたたかっていきたいと思います。
あけましておめでとうございます。28回共産党大会にお招きいただきまして、喜んで党を代表して参加しました。私が共産党大会に出るのかと、ドキドキハラハラしながら緊張感を持って、昔の国会答弁より緊張しているところです。
昨年は、統一自治体選挙から参院選挙もございました。その時に小池晃書記局長と野党統一候補の態勢をどうするか、このことでご指導を得てきました。それが実現し、一定の成果が生まれました。
加えて昨年末には、これまた極め付きでありました。玉木(雄一郎)代表と一緒に志位和夫委員長と初めて食事をしました。その時に私は感動しました。まさか志位委員長からこういう言葉が出るとは思っていませんでした。その中で言われた言葉が三つありました。目からうろこ、涙が出ましたよ。改めてご紹介します。
一つは、安倍さんの政治は立憲主義を崩壊させているではないか。二つ目は、いろんな意味で格差が起こっている、これを解消しないと国民のためにならない。三つ目は、これだけ時代が大きく変わる中で多様性を認めよう、このことでありました。なるほどと。この三つの大きな柱は、日本の国を変えていくための大きな指針になるのではないかと、私自身も感じたしだいです。
野党間で違いを言い合うよりも違いを認め合っていかに大きな固まりをつくり、安倍政権を倒していくために、どう向き合うかが一番大事ではありませんか。私の今日までの育ちから見たら遠い存在だった共産党のみなさんとこんなに身近に向き合うことは、私の生涯なかったんですが、みなさんと連携しながら「安倍1強」の長期政権の課題を国民のために直そうではありませんか。
20日から国会が開かれます。国会での野党共闘の強さこそ、国民のみなさんの大きな選択肢を示すことになるだろうと思っています。大義のために野党が結集する、その一員に私どももなれるように頑張ることを申し添えまして連帯とお祝いのあいさつとします。
まずは、日頃から日本の平和と民主主義、そして国民の暮らしを守るために地域で活動されているみなさまに対して心より敬意を表したいと思います。
私ども社民党も地域でみなさまと共闘を組みながらこれまで活動を続けてまいりました。本当にみなさまの活動に頭が下がる思いであります。
安倍政権の7年間に文書を隠さなかった、文書を書き換えなかった、うそをつかなかった、わいろをもらわなかった、情報を漏らさなかった、そんな省庁がいったいいくつ残っているでしょうか。数えてみるとほとんどありません。まさに行政が崩壊する直前です。
同時に国民の暮らしも崩壊の直前です。金融資産を持たない世帯にとってみれば2%の消費税増税は、そのままストレートに生活の「2%の低下」につながります。
そしてもう一つ、平和であります。安倍政権のもとで集団的自衛権が行使一部可能になり、あろうことか国会でなんの論戦も議論もないまま紛争地域に自衛隊を派遣しようとしています。
まさに9条を無視する安倍政権をみんなの力で倒そうではありませんか。
3年半前の参院選挙から本格的な野党共闘がスタートしました。私も香川と岡山の選挙応援に入らせていただきました。
当時、野党共闘に脅威を覚えた自民党、そして安倍政権は盛んにこんなことを言っておりました。
「あの候補にはもれなく共産党が付いてくる」
私はそれを聞いて大変失礼だと思いました。もれなく付いてくるのは社民党も付いてくるんです。そして忘れてならないのは、もれなく付いてくるのは市民です。
そのことを最も恐れたのが安倍政権です。
安倍政権のもとで壊されようとしている国民の暮らし、平和、行政への信頼、これを取り戻すために来る総選挙、一致結束をしてたたかいぬき、今の政権を倒そうではありませんか。
ハイサイ(こんにちは)。歴史ある日本共産党第28回大会の開催おめでとうございます。沖縄が米軍統治下にある間を含めて、沖縄民衆の声を広く国民に伝え、国政の場で取り組んでこられたことに、心からの敬意と感謝を表します。
沖縄は今もなお、米軍により県民の日常の暮らしが破壊されています。特に第2次安倍政権が誕生して以降、生物多様性の宝庫である「やんばるの森」を破壊するオスプレイ離発着場の建設や、辺野古・大浦湾の藻場やサンゴの海を埋め立てる辺野古新基地建設工事、宮古・八重山など南西諸島への自衛隊基地建設の強行など、アメリカに追従する軍事基地強化が国家権力の限りを尽くして強行されています。
しかし、沖縄県民は決してあきらめることなく、毎日の辺野古のシュワブゲート前と海のテントの座り込みを貫徹し続けています。海の座り込みは「命を守る会」の8年を合わせて、23年になります。
あきらめないたたかいは、14年の県知事選挙で「オール沖縄」の翁長雄志知事を誕生させ、18年には玉城デニー知事を圧倒的な得票で誕生させました。昨年の辺野古県民投票では、有効投票の72・2%が「反対」を表明し、県民の民意を内外に明確に示すことができました。あきらめないこと。これが、勝利する方法だと確信しています。
市民と野党の共闘でも一足先に、14年解散・総選挙で選挙区すべての野党統一候補の当選を実現しました。
以前は、統一候補は党籍を離脱しなければなりませんでしたが、14年以降、各党に所属したまま、各党・会派が市民、県民と一緒になって統一候補を全力で応援し勝利するたたかいを構築しています。
「腹八分」「腹六分」は、「オール沖縄」の大切なキーワードです。考え方の違う相手を尊重すること。多様な意見を持つ県民の信頼を得ました。その中で、日本共産党に常に大きな役割を果たしていただいていることに、改めて感謝申し上げます。
来る解散・総選挙、共闘を前進させるために「沖縄の風」も共に頑張ることを表明してごあいさつといたします。
みなさん、こんにちは。本日、このような伝統ある大会にお招きいただきまして、心から感謝申し上げます。
昨年7月の参院選で野党統一候補が全国32の1人区のうち10選挙区で勝たせていただきました。そのうちの一人がわたくし、滋賀県選挙区の嘉田由紀子でございます。ありがとうございました。
共産党は、たいへん若い候補者がおられながら、自主的に降りていただいて、かわりに鳩の平和のシンボルバッジをいただいて、ともにたたかわせていただきました。その激戦を勝ち抜いた10人のうち5人が女性でした。私と愛媛の永江孝子さんとで碧水(へきすい)会をつくらせていただきました。
国会に初めて行かせていただいて、ここまで法治国家としての足元が崩れているのかと。三権分立が守られていない。安倍政権のひどさを目の当たりにして、大変驚いております。
そのなかでも「桜を見る会」の田村智子さん(参院議員)の安倍さんを目の前にした追及はすばらしい。エビデンス(証拠)をきちんと積み上げ、わかりやすいことばでバシッと追及する。そしてパッション、情熱です。
「小異を捨てて大同につく」という言葉がありますが、私は2006年の知事選挙のとき、「小異は捨てなくてよろしい」といいました。みんな多様なんです。でも無駄遣いのもったいない県政を止めたいという目的のために、みなさんのお力をいただいた。「小異は生かして大同をつくる」。この方向こそが、志位委員長がおっしゃっておられる「多様性の中の統一」です。
いまこのまま安倍政権を許したら孫子に申し訳ない。立憲主義も、格差社会も、そして平和も脅かす、こういう安倍政権に対して、しっかりと政権交代の枠組みを地域から、みなさんの足元の一人ひとりの地方自治、草の根自治からつくりましょう。その大きな柱は、共産党のみなさんのお力です。なんとしても、ここ1年以内に、政権交代の大きなうねりを地方からあげようではありませんか。
特別ゲストとの紹介をいただきました。実は、社会保障を立て直す国民会議の広田一衆院議員は、高知県知事選(候補)の松本(顕治)さんの応援のために一緒にたたかった同志でありますが、行けないから代わりによろしくとみなさんに伝えてほしいといわれました。
私は国会議員を、のべ40年間、やらせてもらい、共産党とは14回選挙でたたかってまいりました。
私は、共産党とはかけ離れた立場の者でありますから、まったく違う話をしようと壇上で考えています。
共産党に対して外交だとか防衛だとか“何言ってんだ”と突き上げられるようなことを言うのも、多様性を認めた共産党に対する私の立場かなと思うのでお許しをいただきたいと思います。
私たち、長年、自民党にいた人間からみると、アメリカの核の傘に入っていれば、もう絶対大丈夫だと思っているわけですけれども、それが、だんだん通らなくなっている。
トランプ政権は昨年12月にイラクの米大使館が襲撃されたとき、「戦争を求めない」と言ったが、ソレイマニ革命防衛隊司令官を襲撃して殺害した。トランプ政権は何を根拠にしているのか言うことがくるくるかわる。どの問題でも外交や防衛をぼかそうとしている。
今のアメリカに寄り添っていくことで日本の安全が担保できるのか、根本が問われる状況になっています。
野党が政権をとる以上、外交や防衛など国民が心配している問題に答えられるのか、「野党のほうがやるよね」「野党のほうがいいよね」と言われるような野党に変わっていくことが今回の第28回大会だということです。
次の総選挙の小選挙区で100取らなければならない。そのためには日本共産党の力が必要です。
日本共産党の力を借りて小選挙区で勝つ。そのためには東京都知事選挙をみんなでたたかい、志位さんのめざしている「オール野党」で勝ち抜く。みなさんと一緒に、私は違った立場ですが、がんばっていきたい。