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「桜」疑惑 消費税・社会保障 中東派兵 ジェンダー問題
安倍首相の責任を問う
政権交代実現し、新しい日本を
衆院本会議 志位委員長が代表質問
ジェンダー平等で認識と対応ただす
日本共産党の志位和夫委員長は23日の衆院本会議で代表質問に立ち、「桜を見る会」疑惑、消費税、社会保障、自衛隊中東派兵、ジェンダー平等などの各問題で安倍晋三首相の責任を問うとともに、具体的な対案を示しました。安倍首相は自らの責任に対する自覚も、国民の苦しみへの認識もない答弁を繰り返し、切実な願いに背を向けました。志位氏は「安倍政権にこの国のかじ取りをする資格はない」と述べ、「野党共闘の力で政権交代を実現し、新しい日本をつくるために全力をあげる」と表明しました。(関連記事)(質問全文)
志位氏は「桜を見る会」をめぐり、血税を使った買収疑惑、悪徳商法の会長を首相自身の推薦で招待し被害を広げた疑惑、法律や規則を無視して公文書を廃棄するなど最初から組織的隠蔽(いんぺい)をはかった疑惑の3点で、安倍首相の重大な責任を裏付ける事実を示しながら追及しました。安倍首相は「記録がなく詳細は明らかではない」などと無責任な答弁に終始しました。
志位氏は、消費税10%への増税が日本経済に新たな不況をもたらし、中小業者を深刻な苦境の淵に追い込んでいると指摘。安倍政権が進めようとしている「全世代型社会保障」について、75歳以上の医療費窓口2割負担、現在37~38歳の人が年金を受け取り始める時まで給付削減が続く「マクロ経済スライド」、現役世代の負担増にも直結する介護施設の食費負担引き上げなど、「文字通り全世代を対象にした社会保障切り捨てだ」と喝破しました。その上で、具体的な財源を示し、消費税を緊急に5%に減税して社会保障の充実に切り替えることを求めました。
安倍首相は国民の苦しみをよそに「消費税率の引き上げは、どうしても必要なもの」と強調。「全世代型社会保障」の推進を改めて強調し、負担増の押し付けを正当化しました。
緊張激化が続く中東情勢について志位氏は、米国によるイラン司令官殺害という無法な先制攻撃や、イラン核合意からの一方的な離脱について何の批判もせず、トランプ米大統領が呼びかけた「有志連合」に事実上応える自衛隊派兵を強行した安倍政権の対応を米国の「お先棒」かつぎそのものだと批判。中東地域の緊張緩和のためになすべきことは「自衛隊を出すことではない。トランプ大統領に対しイラン核合意への復帰を説く外交努力だ」と迫りました。
志位氏は、ジェンダー平等社会をめざす党の具体的立場をのべたうえで、政治の責任として▽男女の賃金格差是正のため、賃金格差の実態を見えるようにすること▽選択的夫婦別姓の実現と同性婚を認める民法改正▽強制性交等罪の「暴行・脅迫要件」を撤廃し、同意要件を新設する刑法改正▽自民党改憲案にもみられる男尊女卑に貫かれた戦前の「家制度」への逆行の思想の問題―を提起しました。
安倍首相は「賃金の差異の公表は、誤解や混乱を招く恐れがある」「夫婦別姓は、国民の間にさまざまな意見がある」などと背を向けました。そのうえ、憲法24条が「婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立」するとしていることを持ち出して「同性カップルに婚姻の成立を認めることは憲法で想定されていない」などと強弁しました。刑法改正については、「ご指摘の点を含めて適切に対処していきたい」と答弁しました。
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「だったら結婚しなくていい」ヤジの犯人は杉田水脈議員か!「夫婦別姓はコミンテルンの陰謀」と主張したことも…性差別肯定の極右思想は安倍首相と同じ
杉田水脈Twitterより
姓を変えたくないなら結婚しなければいい──。22日の衆院本会議で、国民民主党の玉木雄一郎代表が代表質問で選択的夫婦別姓について尋ねようとした際、自民党席から飛び出したこのヤジ。暴言の主は杉田水脈衆院議員と見られている。野党側は議員の特定と事実関係の調査を与党側に求めているが、本日の衆院運営委員会理事会でも事情をわかっているはずの自民党は即答せず、曖昧な対応に終始。杉田議員はマスコミの取材や記者団のぶら下がりに応じず、ダンマリを決めこんでいる。自民党ぐるみで逃げ切ろうという思惑がミエミエだが、言うまでもなく、このヤジは到底看過できないものだ。あらためて玉木代表の代表質問を振り返ろう。「先日、20代の若い男性から相談を受けました。交際している女性から、姓を変えないといけなから結婚できない、と言われたそうです。夫婦同姓が結婚の障害になっています。いまヤジで『だったら結婚しなくていい』と、そういう話がありました。でも結婚数や結婚率を上げていくことが『国難突破の少子化対策』になるんじゃないでしょうか。もはや法律で、夫婦同姓を義務付けている国は日本だけです。速やかに選択的夫婦別姓を導入すべきと考えますが、総理の見解を伺います」結婚率を上げることが直ちに少子化対策になるかはともかく、世界を見渡しても夫婦同姓を強制している国が日本以外にほとんどないのは事実だ。しかも日本の場合、夫の姓に妻が合わせることが当然のようになっており、女性は結婚を期に姓を変更しなければならないケースが圧倒的に多い。選択的夫婦別姓を認めないことは女性の社会進出の阻害要因となっており、実際、国連も日本政府に再三、是正勧告を出してきた。にもかかわらず、杉田議員は夫婦別姓を認めない安倍政権を擁護し、「だったら結婚しなくていい」などとヤジを飛ばしたのだ。玉木議員が問題の具体例として挙げたのは、「結婚したいのに法律が別姓を認めないからできない」という話なのに、それを「結婚しなくていい」とは、いったいどういう神経をしているのか。もともと、杉田議員は夫婦別姓に強行に反対しており、2011年のブログでも〈「女性=弱者」と考えるのがおかしいのではないでしょうか〉〈「相手の姓になるのが嫌」なら、その人と結婚しないことをお薦めします〉などと書いていた。その根っこにあるのは、一昨年に雑誌への寄稿でLGBTについて「生産性がない」とぶちまけたのと同じく、個人の多様性を真っ向から否定し、性やジェンダーによる差別を肯定する極右思想だ。たとえば2014年10月には国会で「男女平等は、絶対に実現しえない反道徳の妄想です」と暴言を吐き、「週刊プレイボーイ」(集英社)でのインタビューでは、日本に男女差別は「ない」と断言。「あるとすれば、それは日本の伝統のなかで培われた男性としての役割、女性としての役割の違いでしょう」「(基本的人権が守られている上に)そこにさらに女性の権利、子供の権利を言い募ると、それは特権と化してしまう」との驚くべき前近代的主張を展開した。
安倍首相の墓穴答弁で判明 桜名簿「確実に存在する」根拠
疑惑続出の「桜を見る会」を巡って、招待者名簿を「廃棄した」と内閣府は強弁し続けてきたが、安倍首相の「墓穴答弁」で状況は一変。やっぱり、招待者名簿は確実に残されていることがほぼ判明した。
ちゃんと保管されていた「桜」文書(左)と墓穴を掘った安倍首相(C)日刊ゲンダイ◇ ◇ ◇
内閣府はこれまで、招待者名簿について「紙」の資料はシュレッダーにかけ、電子データも削除したと怪しい主張を展開してきた。対する野党は、電子データの削除を示すPC上に残された「ログ(履歴)」の開示を要求。内閣府はかたくなに開示を拒否し続けてきた。
ところが、22日の衆院本会議で安倍首相がやらかした。
代表質問に立った立憲民主党の枝野幸男代表が改めてログの開示を要求すると、安倍首相は「(ログの)内容を明らかにすれば、(第三者によるPCへの)不正侵入を助長する恐れがあり、開示することはセキュリティー上の問題がある」と珍答弁。SNSでは〈ありえないw〉〈そんな嘘には騙されない〉といった意見が飛び交っている。