NNNドキュメント 日テレ
目を閉じる瞬間まで ~老犬たちの最後の居場所~
昨晩ご案内した30分程前に終了したNNNドキュメントを見て
福岡県古賀市にあるAzul(アスル)のことを知りました。
クリック頂くとAzulさんのhpへ飛びます
老犬介護ホーム Azul(アスル)
代表 小野洋子さんが5年前に立ち上げたアスルは
有料で高齢犬を専門に預かる施設です。
3名のスタッフが24時間体制で食事、トイレ他の介助を
されています。
飼い主も高齢になり老々介護の末預けられた飼い犬や、
殺処分予定だった仔たちを引き取り看取りケアもされ
「輝くような時間を作ってあげたい。」と
1頭1頭の名前を優しく呼び 優しく身体をさすり
病気の仔も、そうでない心に傷をおった
様々な事情を抱えた仔たちに惜しみない愛情を注ぎ
お世話されるお姿に感謝の思いと共に
胸があつくなり涙が溢れました。
看取った100頭あまりの仔たちのお骨は
生前つけていた首輪と共に太陽がよくあたる窓辺に
大切そうに並べられていました。
小野さんをはじめとしたスタッフ皆さんの
「明日を輝かせてあげたい」という真心のこもった
リハビリで立つこともままならなかった仔たちが
歩けるようになった姿は涙がとまりませんでした。
人に寄り添い癒しを与えてくれるピュアな仔達。
ブームで可愛いからと、家族に迎え
同じ時を過ごしたにも関わらずお世話をしなくなり、
邪魔だ、と病気になったからと、まるで物を捨てるかの如く躊躇なく
苦しみだけが待っている箱に置いてくる人間
何年も輝かせられるであろうはずの尊い命が
恐怖と苦しみの中、奪われるのを知っているのか…
想像したことがあるのだろうか・・・・
飼い主がおらず、ただその日を精一杯生きている命を捉え
命を奪うこのおかしなシステムが
1日も早く世界中からなくなる事を切に願い祈ります。
Azulの元に来て1日で天国に旅立った仔もいましたが
汚れた身体を優しく洗ってもらい、
優しい人の手でなでられ 愛おしそうに見つめられ
話しかけられ「あぁ、よかった…有難い」と心底思いました。
ご縁あってここに居る仔たちは皆、
僅かな時間であっても温かな思い、真心を一杯向けてもい
絶望と苦しみの中で無理矢理命を奪われてしまうのとは真逆の、
ひとりぼっちではなく心あるスタッフの皆さんに命の灯を見守られ、
この世を去るとき 遠のく意識の中で、
魂が身体から抜ける瞬間、愛されたことを実感して
犬生を全うできたのではないかと思うのです。
旅立ちに涙を流してもらい
沢山のお花に囲まれ、メッセージを添えられ
苦しみから解放されたお顔は安らいでみえました。
手厚く看取られ荼毘にふされたこと
皆さんの看取りのご様を拝見し
マザー・テレサと重なりました。
スタッフの皆さんのワンちゃんに向ける穏やかな瞳、
ワンちゃんの顔に顔をスリスリする笑顔は
清らかそのもので美しく頭がさがりました。
Azulのワンちゃんと、
スタッフの皆様のお幸せをお祈り致します。
いつもありがとうございます。
番組を見逃してしまわれた方へ
再放送
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