私の気持ちを象徴するような涙雨が
朝から深々と降り続いています。
昨日荼毘にふされた愛猫は 本当にいいお天気に
恵まれて あちらの世界に帰ることができて
今更ながら 彼の猫徳(?)を感じます
春に生れた私は昔から漠然と
自分がこの世を去る時は、柔らかに心地よい風か吹く
天気の良い穏やかな日に旅立ちたいなと思っていました。
冬に亡くなったミーシャは、当にそんな穏やかな
お日様や風がキラキラ輝く美しい日にあちらにいきました。
だからこそ、こんな日は何だか余計に悲しくなります。
ミーシャの柔らかでフワフワな身体を触ることが出来ない現実
あぁ・・・・やっぱり悲しい・・・・・
色々想い廻らせている午前中インターホンが鳴りました。
「定期購入しているコーヒーが届く日ではないし・・・?」
宅配便の差出人は大切なお友達からでした。
彼女のおうちにも可愛い猫ちゃんがいます。
彼女とは年齢は異なるのですが馬が合い、
物事の感じ方や捉え方も似ていて お話しをしていると
とても楽しくて 教えて頂くことも多く そしてまた
互いに共鳴する部分も多く、
自然に打ち解けあえる関係 心の友です。
今年は講義や個展やお食事など
沢山ご一緒させて頂く機会がありました。
彼女はお仕事の帰り、あるデパートから
MIKIMOTOのこちらの素敵なクリアなフォトフレームと
CDとお気持ちの詰まったお手紙をお送り下さいました。
(フォトフレームのうしろに立てかけてあるのはフレームが
入っていた紺色のお箱なのでフレームは紺色に見えますが
実際のフレームは透明でとても綺麗です)
伝票の日付を見ると12月28日となっていました。
12月27日の午後、愛猫が亡くなったことを
フェイスブックで知った彼女は、その翌日に
私の心を慰めるように 光永さんという方のCDと、
愛猫の写真を入れるフォトフレームをお送り下さいました。
クリアな花柄のフォトフレームは、愛猫ミーシャのイメージと重なり、
有難くて 嬉しくなりました。
昨日、荼毘にふす時に持参した、私が一番好きな
彼の写真がお寺から戻ってきたら早速
こちらのクリア・フォトケースに入れ、良く見える所に飾り
毎日眺めたいなぁ~と思います。
(写真を元に骨壺に貼る 愛猫のシールをお寺の方で
無料で作って下さるという事なので、昨日持参した
彼の写真はお寺にお預けしています)
どちらの贈り物も 本当に有難かったのですが
カサブランカの封筒に入っていた3枚のお手紙は
言葉に言い尽くせぬ愛、そして言霊に溢れていて
私の心をそっと溶かしてくれました。
私は何度も 何度も彼女のお気持ちのつまった
お手紙を読み、涙しました。
去年彼女から愛猫ミーシャにプレゼントして頂いた
黒い肌触りの良い彼のお気に入りのブランケットは
火葬の直前まで彼の身体の上にかけていました。
心あるお友達からの あたたかな贈り物を
私は日々眺めながら ちょっと心が辛くなった時は
彼女から頂いたお手紙を読み返しながらゆっくりと
私のペースで時を刻んでいくように思いました。
ミーシャは死してなお、
私の心が悲しみに押しつぶされない様に
「僕以外にも 心をフォローしてくれる
こんなに素敵な友達がちゃんといるんだよ」と
教えてくれている気がしました。
彼の死を通して私は、私を気にかけて下さる
大事な方々がいることを今、身をもって
痛感させて頂いています。
メールやフェイスブックのコメントで励まして下さる皆様も
いつも有難うございます。
Y.Yさんいつもお優しい想いを
本当に有難うございます
眠っているような優しい表情のミーシャ・・・・
昨日の涙雨とは うって変り、
ミーシャの肉体とお別れをする今日は
とても穏やかなお天気でした。
11:30a.mにお寺に着き 簡単なご説明を受けたあと
かけつけてくれた友人や弟と4人で
ミーシャと最期のお別れをしました。
ミーシャの身体の周りには、生前彼が好きだった
2種類のご飯や手紙、朝 自宅の庭で摘み取った山桃
(花言葉:一途)
ゼラニウム (花言葉:無償の愛情)、
ラベンダー (花言葉:あなたを待っています) 、
実家の庭に咲いていた菊の花、
お寺に向かう途中に求めたカスミソウ、
黄色い大きな菊の花、
ミーシャカラーの、
オレンジ色のカーネーションを手向けました。
1人1人ミーシャの頭や身体を優しく撫で
涙しながら思い思いの言葉をかけてくれました。
私も大好きな彼の身体を撫で柔らかな肉球を触り、
彼の身体に顔をうずめ「ありがとう」を伝え
最期のお別れをしました。
間もなくしてお坊さんがお見えになり
お経を唱えて下さっている間
1人1人お線香を手向けました。
台車に移されたミーシャが1人奥へ奥へと進む時、
いよいよ扉が閉まる時とても辛かったです。
けれど火葬に立ち会って下さったスタッフの方から、
こんなにも眠るように穏やかな顔をして
あちらの世界に旅立つのはごく稀であることを伺った時には
ホッとしました。
外に出ると澄み切った空には太陽が燦々と輝き
冬とは思えないほどの あたたかさでした。
こんなにも穏やかで美しい日に
ミーシャがあちらの世界に帰れる事が、
悲しくもとても有難く嬉しく思いました。
点火された頃、
サーッと清らかな風が何度となく吹きました。
この風に乗ってミーシャは空に昇った事を確信しました。
約一時間後 ミーシャのお骨と対面した時、
私の心は幸せに包まれました。何故ならミーシャが
あまりにも綺麗な形でそこに現れたからでした。
長いしっぽの先も、歯も爪も、喉仏も・・・・
全ての骨が標本のようにホロホロと崩れる事なく
そのままの形でしっかりと残っていたからです。
どんなに大好きなあの可愛い鳴き声を聴きたくても
どんなに あのフワフワな毛と柔らかな身体に触れたくても
どんなに あのキラキラ輝く 純真でまっすぐな瞳に
見つめられたいと願っても現実世界の中ではもう、
それを確かめる事は叶いません。
これからは帰宅した時、彼のお出迎えもなく、
彼のご飯の準備をする必要もなく
彼の鼓動やぬくもりを感じながら一緒に眠ることも無く
階段をトントントントンと軽やかに昇り降りする音や
彼の気配を感じることもないことは
私にとってこの上なく辛くて悲しいことです。
でも、いつかきっとゆるやかな時の流れと共に
ミーシャと紡いだ光り輝くかけがえのない日々は
私達の大切な素敵な想い出として
懐かしく振り返ることが出来ると思っています。
何故なら私達は深く強い確かな絆で
ちゃんと繋がっていることを互いに知っているからです。
ブルーと紫色のアレンジメントは友人から(左側)
ピンクのアレンジメントは
お世話になった動物病院から贈られました。
ミーシャが荼毘にふされた今日、12月29日は奇しくも
丁度1年前の12月29日から抗ガン剤と
ステロイドの服用が始まりました。
食事の中に混ぜた薬を
きっと違和感を感じながらも彼は
毎日ちゃんと飲み続けてくれました。
この1年、2~3週間おきに病院に伺い
血液検査を行いました。
時折 心配な結果もありましたが、
それでも数値は安定しており、
途中1度も抗癌剤の種類を変えることもなく、
彼は毎日苦しむこともなく元気に過ごしていました。
先日ブログでも書きましたように、
去年、骨髄検査をし多発性骨髄腫と判明した時
その時点では余命4ヵ月くらいだったそうですが
私が悲しむことを思い先生はそれを告げずに
いて下さいました。
だからこそミーシャも私も前向きに奇跡を信じ、
希望を持って明るく元気に
この1年を過ごせたように思います。
先生、本当にどうもありがとうございました。
昨日はとても有難く嬉しい出来事がありました。
午前中にこの1年お世話になった動物病院から
ミーシャにお供えのアレンジメントが届きました。
院長先生をはじめとし、温かなスタッフ皆様のお気持ちが
胸に染みました。
アレンジメントを贈ってくれた
ミーシャをよく知るミーシヤも大好きだつた友人からは
ミーシャとお別れをしたいという
お申し出がありました。
彼女は28日の夜、仕事帰りに我が家に立ち寄り、
更に29日荼毘にふす時も希望し立ち会ってくれました。
ミーシャの亡骸と対面した彼女は泣きながらその温かな手で
ミーシャの身体を撫で
「ミーシャ君 頑張ったね・・・偉かったね・・・」と
言ってくれました。有難うYちゃん。
院長先生、いつも真剣に私の話しに耳を傾け、
豊富なご経験値からスピーディーかつ的確なご指示を頂き、
気持に寄り添って下さり本当にありがとうございました。
スタッフの皆様、お薬を用意下さったり
見えない部分での様々なサポートをして頂き
いつも笑顔で接して下さりどうも有難うございました。
ミーシャ&SHOKO
今日の朝8時頃から苦しそうな呼吸が
半日以上続いていました。
時々、口の中にお水を入れてあげましたが
次第に身体もこわばり辛そうな彼を見るのに耐えられず
「神様 有難うございます。この子をお返します。」と祈り、
「今迄本当に有難う。もう頑張らなくていいよ」
朝から何度も言っていました。
15時過ぎお迎えが見えたのか大きく目を見開き
ある方向、宙を見据えていました。
彼を連れていってくれようとしている清らかな存在に、
抗うように「俺はまだ逝かない(この人を守るんだ)」と
言うかのように踏ん張るような格好で、
何度も何度もうなるような 何かを威嚇する様な
声をあげていました。
「もう、私のことはいいから。大丈夫だから」
泣きながら膝の上で身体をさすりながらそう言い、
ブラームスの子守唄を歌いました。
半日以上も苦しい呼吸を続けながらしっかりと
最後まで命を輝かせ 生き抜いてくれました。
私の腕の中で息を引き取ってくれたことは
哀しくも有難かったです。
2012年12月27日 午後3時19分、
12年と約5ヵ月の立派な猫生でした。
29日のお昼に荼毘にふし最後のお別れをします。
私達のことを常に気にかけ 祈り 励まし、
様々な情報を下さった友人の皆様、
深く感謝申し上げます。
私達は皆様の温かなお気持ちに
どれだけ支えられたことでしょう。
愛猫ミーシャのお陰で私は皆様から大事にされ
愛されているという事を気づかされました。
数か月前、お友達が取ってくれた
ある癒しのコンサートが26日の夜
東京で開催されましたが、
彼の命の火がそろそろ燃え尽きそうな事を
予感したのでキャンセルさせて頂きました。
【生と死と愛】がテーマという音魂コンサートのさなか
彼女は私達を想い涙しながら、
愛の波動が届くよう
祈りを捧げて下さっていたそうです。
彼女の思いは私達に確かに届いていました。
丁度コンサートが行われている数時間、
突然深い眠りの世界に誘われ
数時間の間 愛猫とともに 霊的世界で
心と身体を休めていました。有難いことです。
眠るような安らかな彼の姿を見ていると、
「あれ?実は息をしているんじゃないの?」と真剣に思い、
彼のお腹まわりをジッと見てしまう程未だ信じられません。
今日は朝から7時間余りずっと呼吸が辛そうでしたが
それでもお昼近くまでは
自分でお風呂の蓋の上にピョンと上がり、
自分の足で掘りごたつに入り、自分の足で歩き・・・・・
本当に立派でした。
↑病院の診察台の上で身体を綺麗にして頂く前のミーシャ
安らかな顔はまるで眠っているようです。
ミーシャが他界した直後 この1年間お世話になった
院長先生に 電話でご報告をしました。
「亡くなる直前おしっこをした時身体についてしまった
アンモニアを洗ってあげようと思っています」と、
お話をすると、「猫ちゃんの毛は乾きにくいので
良かったらこちらで綺麗にしましょうか?」と
元々 木曜日の午後は休診であるにも関わらず
先生がそのようにご提案下さいました。
ペット霊園に連絡を入れ立ち会い葬の予約を取ったあと、
お言葉に甘え 身体が硬直しないうちに
タクシーを飛ばし 病院に参りました。
受付の方が深々とお辞儀をして下さり、
スタッッフの方、副院長が出て来て下さり、
「よく頑張りましたよね。」と神妙なお顔で言って下さり、
「院長が来る迄お預かりし身体を綺麗にしてきますね」
と言って下さりミーシャを大切に受け取って下さいました。
スタッフのお一人は目に涙を浮かべて下さいました。
いつもの様にちゃんと目を見てこちらの話に耳を傾けて
下さる院長先生には 1年間の感謝を申し上げました。
皆様の温かなお気持ちに触れさせて頂き、
感動に包まれました。
どうも有難うございました。
日を追う毎に、哀しみは
次第に大きくなっていくような気がしますが、
生身の人間なのでその感情も
素直に受け入れたいと思います。
コンサートにお誘い下さった友人が
言ってくれた一言にまた救われました。
ミーシャ今まで本当にどうも有難う 大好きよ。