かねてより闘病中だったある方が
9月13日午前中
ご家族に見守られ身罷られました。
48年の生涯でした。
ご逝去の報はFacebookで親しくさせて頂いているM様から
お報せ頂きました。
昨年2月下旬、ご自身のblogでステージ4の癌であることを
公表されてから1年半、何十冊もの本を読み、
身体にいいとされることは殆ど全て前向きにトライなさり
食材を取り寄せ、ご自身で食事を作り、
実際は痛みに苦しみ、不安で恐ろしく眠れず
落ち込むことも沢山あったと想像される中、
そこに留まり続けることなく、
崩れそうなご自身の気持ちを鼓舞し続け
無情な余命宣告されても尚、
最後まで諦めることなく様々な治療を試され
「生」と正面切って対峙されたお姿はご立派でした。
お子様のこと、お仕事のこと、さぞかし心残りで
まだまだ成し遂げたいことも
沢山お有りだったであろう中でのご逝去ですが、
太く短く、潔く、最後までご自身を貫き、
ご自身の病気のことも含め、
出逢った方々の心に一石を投じ、
出逢った多くの方々に感謝され応援され、
その存在を求められた
素晴らしい人生だったと思わされます。
6~7年前、FacebookでM様がシェアされていらした
この方のブログを拝見させて頂くようになり、
のちにオリジナルのブレスレットを作成頂きました。
注文したブレスレットの確認事項があり
お電話を頂きました。
この方とは実際にお会いしたことはなく
お電話も注文に関する2度でしたが
ご縁を頂いたこと有難く思っています。
普段、お顔(画像も含む)の印象と
実際に聴いたお声とが
ピタリと一致しないことの方が多いのですが、
この方は、ブログに載せていらっしゃるお写真と
お声が見事一致した方でした。
明るく、滑舌のよい元氣なお声は、
こちらの気持ちまでパッと明るくしてくれるような
パワーに溢れていました。
ブログに書かれている内容など、
この時、数分程度お電話でお話させて頂く中で
いい意味で自信に溢れた方ですが、
それ以上に繊細で、謙虚で情に厚い方であることも
伝わってきました。
時々、「ヒーリングボイスに癒されます。」
と言って頂くことがあるのですが
思いがけずこの方にも
「貴方の声は艶とハリがありとてもいいですね。」と
言って頂き嬉しく思いました。
随分前に見たある番組である僧侶が、
「命日からその方の想いが感じられます。
この世をあらわす3のつく日に亡くなった方は
この世に心残りがお有りの方」
のようなことを仰っていました。以来、知人や身内、
そうでない著名人も含め帰幽された方の命日に
「3」がついているか そうでないかを
確かめてしまう自分がいます。
病死した愛猫と父の命日は
「3」がついていないことは、
私の中で1つの救いになっています。
このことについては勿論、
皆様の中でも様々なお考えがお有りと存じます。
この方が3のつく日を選ばれたのは、
愛する我が子を気にかけているという父としての無念さ
声なき最後のメッセージだったように思われてなりません。
まだまだこの世でやり残したことはお有だったかと思われますが、
自由な魂となり、肉体の制限や痛みから解き放たれた今、
どうぞ安らかにお眠り下さい。
開運ハーリーさん、お疲れ様でした。
そして有難うございました。
9月15日、女優の樹木希林さんの訃報に接しました。
樹木さんお疲れ様でした。
樹木さんとは直接面識はないのですが、
学生時代友人から聞いた
樹木さんにまつわるあるエピソードは
何十年経った今も私の記憶に残っています。
当時、都内に住んでいた友人家族が
神奈川県に引っ越すことになり、
自宅を売却をすることになったそうです。
そんなある日、アポなしでフラリと
面識のない樹木さんがお1人で訪れ、
「私、不動産が趣味なんです。
ちょっとお宅を見せて頂けます?」と友人宅を内見され、
これまでも沢山の物件を
ご覧になられてきたからでしょう、
目が肥えてらして、
気に入った部分とそうでない部分を鋭い視点で
淡々とお話になられ風のように去られたそうです。
彼女の自宅を後にする際、
「こういう性格なんではっきり言って
ごめんなさいね。」と仰られたそうです。
誰に対しても同じ態度で媚びることなく、
ご自身を貫かれたご様子は
ハーリーさんと重なりました。
子供の頃見ていた寺内貫太郎一家の
個性的なおばあさん役は本当に強烈で
今も鮮明に脳裏に残っています。
20代初頭、ある番組の観覧で
テレビ局を訪れ廊下にいた際、
のちに娘の也哉子さんの夫となる本木さん等が
局入りしたのを偶然お見かけしました。
プロデューサーと思われる方がラフに
「おう、本木!元気か」と声をかけると、
モッくんはプロデューサーの元に笑顔で歩み寄り、
丁寧に挨拶をされた後、少しの間お話されていました。
シブがき隊の端正なお顔立ちの
華やかなモッくんの印象とはまた異なり、
なんて静かで品のある方なんだろうと驚きました。
(TUBEも拝見しました。)
その後、也哉子さんとご結婚され、
樹木さんの義理の息子となった本木さん。
当時意外なカップルだな~と思っていましたが、
お孫さんにも恵まれ、
電話越しの内田裕也さんの声を聴きながら
穏やかに旅立たれたと思います。
樹木さん、お疲れ様でした。
心からのご冥福をお祈りいたします。