イタリアの風に吹かれて ~con te partiro~

前世(かこ)から未来(いま)へと紡がれし時の記憶
あなたと交わした約束の欠片を辿る遥かなる愛しき旅

お役目に気づかされ

2011年09月12日 00時00分00秒 | 風の伝う道openに至るまで

 『風の伝う道』『イタリアの風に吹かれて』を如実に表わしていると感じた
2020年8月に描いた作品




2011年9月12日(月)満月の日
『風の伝う道』
OPENの運びとなりました。

 『絆』『温もり』を大切に 
ご縁のあった皆様に書や画を通して

笑顔と元気をお届けできましたら
 こんなに嬉しいことはございません。

 
~『風の伝う道』 OPENに至るまで~
    
 ある時、ある方から
「あなたの描くものは それに触れた人の心を
癒し動かすものがあるので世の中に還元なさい」
etc
と伝えられました。

文字を書くことは好きでしたが、
「えがく」ことに対しては
それほど興味がなかったこともあり
加えて元来の質はのんびりやなので、
そのメッセージは頭の片隅に残ってはいたものの
それから5年間描くことは全くしませんでした。

幼稚園時代、同じクラスの友達からは
「折り紙博士」と言われるほど折り紙が得意で
手先
は器用だったように思います。

中学時代、美術の課題で銅板に掘った作品を
先生が何かの展示会に出されたようで
入賞したこともありました。
高校時代は凄い情熱があってのそれではなく、
美術クラスを選択しました。
創作は思いのほか楽しくて
油絵の自画像は高評価を頂きました。
短大時代、造形の時間が好きでした。

物心ついた頃から広告の裏や
そのへんの紙やノートにただ何となく
文字を書くことは好きな子でしたが、
絵に関しては
それほど情熱がある訳ではありませんでしたが、
幼稚園児の弟が習っていたお絵かきの
モダンな色合いの作品を見た時は心惹かれ
「私もお絵かき習いたかったな~」と心動きました。

会社員時代、定時後は当時
日本ではまだあまり知られていなかった
西洋の書道と言われるカリグラフィーを数年間、
 友人と習っていました。
元々文字を書くことは好きだったので
 色々な書体を楽しく学べました。
習った字体でカリグラフィーの先生に
季節のご挨拶をお送りすると
「ダイナミックな作品を有難うございます。
名前を見なくても誰の作品かすぐに分かりましたよ。」
と言った返信を頂くことが常でした。
文字についても時折
「男性的な立派な文字を書かれますね」と
言われることがあります。
当の本人はいたって普通に
書いているだけなのですが(笑)
創作活動を続ける中で
ふと思ったことがあります。
文字は私の本質そのものであり、
溢れ出る個性の証なのだ、と。

メッセージを頂いてから5年経ったある日、
「描きたい!! 描かなくては!!」の想いは
何の前触れもなく突然やってきました。
 目の前にあったペンを持ち紙の上を
手の動くに任せ クルクルと泳がせました。
その時間は清らかで雑念など一切浮かばず
自由で心地よかったです。
 
それから毎日、
堰(せき)を切ったように描き続けました。
何も見ず、何も参考にせず、
頭の中で「あれを描こう!」とか、
「ここにはこの色を置こう!」など
考えることは一切なく
1日に何枚も
ただ手の動くままにインスピレーションで描く
アートな日々が始まりました。
描く(書く)ことが こんなにも楽しくて
魂が解放されるということを身を持って知った私は
誰に言われるでも、教わるでもなく
得意とは言い難いpcに向かい
ブログを立ち上げました。
「ブログ名、何にしようかな」と思った瞬間、
『イタリアの風に吹かれて』という言葉が
ポンと浮かびました。

「ご縁のあった方々のお心を癒して差し上げられたら」
  そんな思いが自然に湧き上がり
はじめたブログでした。
ブログを始めてから1年経つ頃、
「作品を譲って頂きたい」というご要望を頂きましたが
決心がつかず
その一歩を中々踏み出せずにいましたが、
この度、意を決して『風の伝う道』をOPENし、
書やポストカードを販売させて頂く運びとなりました。
屋号である『風の伝う道』 もポンと降りてきました。
そういえば小さな頃から風に吹かれるのが好きでした。
風に身を任せたたずんでいると浄化されます。
(子供ながらに八つ手の葉と天狗様を結び付け、
それを両の手に持って天狗様を呼ぶように(笑)
「風よ吹け吹けもっと吹け~」とやっていました。)

「お気づきですか?貴方様は素敵な方ですよ」

作品を通して皆様にエールをお届けできたなら
こんなに嬉しいことはございません。


 子供の頃からその瞬間に立ち会うことが嬉しくて
幸せだったこと、
それは
周りの人の笑顔に触れることでした。


人を最も美しく見せてくれるのは笑顔であり、
緊張したココロをふわっとほどいてくれるのもまた
微笑みであると
  今も変わらずそう思っています。

    この世に産声をあげたとき授けて頂いた
 描く、書く、言霊で伝えるという光

   遠回りはしたけれど、
自身の進む方向が定まった今、

     ようやく その【道】が視えて参りました。
    
満月の日に 感謝とともに 

  これから出逢うであろう
あなた様の輝く笑顔を想像して


    書・デザインartefice SHOKO 


  ※ イタリア語arteficeは
   【職人】 【匠】 【創造者】を表します。