天と地の間

クライミングに関する記録です。

比叡Ⅱ峰下部ルート整備

2020年06月15日 | フェース
3月より、福岡、佐賀、大分、宮崎のメンバー5人で比叡Ⅱ峰下部の整備が始まった。
整備の発端は、時折訪れる若者が意外といるという情報と、終了点が朽ちていたということを耳にしたことによる。
3月に始めたのは良いが、すぐに自粛による中断を余儀なくされた。その後、今回の県境越え自粛解除をうけて、
すぐに再開したが30年の時を経て、自然に還ったエリアは簡単には整備はできない。
それもメンバーのおかげ、薮、樹木を払うと(●内氏より地主了承済み)アプローチと取り付きは写真の通りにすっき
りした。


すっきりとしたマザーカンテ、翼をくださいの基部


マザーカンテ 被った個所を越えていく。


新しく設置したマザーカンテ終了点


中央の白い部分を越えていくルートを作る計画もある。


車道から上がると正面にある壁。ここにもルートがある。

リボルトは現時点で「マザーカンテ」のみ、おすすめの秀逸なるーとである。。グレードは11bですが、私の体感
では11dといったところ。私の知る限りでは、オンサイトは3人のみ。
他のルートは見た目にはハンガー、ボルトともにステンレスで問題はないように見えるがアンカーはグリップアン
カーで、ほとんど鉄製と見なしてよいようだ。イオン化で完全に腐食している。取付くのはお勧めできない。
ハネムーン周辺のスラブはかなり前、RCCからオールアンカーにリボルトされているが、昨今の強度判断ではリボ
ルト対象。取付くのは自己の判断だ。

比叡はボルダーでは今や全国区だが、Ⅱ峰下部の整備、開拓がすすめば、比叡周辺はボルダー、ショートルート、
マルチ、クラック、沢、アイスクライミングと、あらゆるジャンルのクライミングができる魅力ある山域となるだ
ろう。
課題は乏しい予算。体力、気力の減退、牛歩の如くである。残された時間も少ない。

最後に、上記メンバーによって、矢筈の整備、開拓が進行中だ。


矢筈の壁。可能性はかなりあるのだが。

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