いつもと同じように花は咲いてくれたけれど、違うのは愛でるひとの心のありようです。
どこか去年と違う。人間の心の方に華やぎが消えてしまっているのです。
せっかく咲いてくれた花、今が出会いなのです。一期一会。やはり大切に刹那を運ぶ
ことをしたいです。
左手花のトンネルを行けばバス通りへ。右手奥の道を行けば新川遊歩道につきあたります。
花はせいいっぱいの笑顔で迎えてくれています。
花に染まって、元気を出そう。
いつもと同じように花は咲いてくれたけれど、違うのは愛でるひとの心のありようです。
どこか去年と違う。人間の心の方に華やぎが消えてしまっているのです。
せっかく咲いてくれた花、今が出会いなのです。一期一会。やはり大切に刹那を運ぶ
ことをしたいです。
左手花のトンネルを行けばバス通りへ。右手奥の道を行けば新川遊歩道につきあたります。
花はせいいっぱいの笑顔で迎えてくれています。
花に染まって、元気を出そう。
ずっと前のことだったが、年配の友人から手編みの セーターやカーディガンをいただいたことがあった。
彼女にはもうサイズが合わなくなってしまったということだった。
それは、彼女やお姉さまが手ずから編んだ美しい模様編みの、上質な感じものだったから、
おそらく、彼女にとっても愛着のあるものだったに違いない。
その中の真新しいカーディガンを母に着てもらうことにした。
私もとても気にいっていたが、まずは母にと思ったのだった。
一年ほどたって、母のところに行くと、新しい毛糸の玉が置いてある。
それを見たときの私の落胆と言ったらなかった。
母は手仕事に、あのカーディガンを全部ほどいてしまったのだった。
母が飽きたら、私が着ようと思っていた。口にはださねど、ほんとうにがっかりした。
母は有り余る時間を何かに使わねばもったいないと思ったのだろう。
母にとっては納得の時間だったのだ。