朝ドラ「とと姉ちゃん」で、花山さんが使っていた、古いカメラのことをオコジョさんのブログで拝見したので、
私も心に残っている一枚の絵のことを書きたくなりました。
絵と言っても本物の絵ではありません。
遠い昔に実際に出会った一枚の絵のような情景のことです。
わが故郷の実家の近くにあった〇〇家の別荘の夏。
ある日、その敷地の入り口近くにある大株のレンゲツツジの傍らに、
大きなスケッチブックを携えた男性が佇んでいたのです。
その男性は、風変わりな服装をしていました。
大人たちはみな、
「スカートをはいている」
と話していましたが。
今考えると、その人・花森安治さんがはいていたのは、キルトではなかったのかと。
あのバグパイプを吹いている方たちのはいているスコットランドの民族衣装のようなーー。
だから、ドラマで花山さんがどんなスタイルで現れるのか、とても興味がありました。
予想とはちょっと違ったけれど・・・
あの夏の日の情景は、今も一枚の絵となって、心のキャンバスに焼きつけられています。