小雨が降り出した夕暮れ、近くのスーパーまで買い物にいきました。
ミニ傘をさして家の傍まで帰ってくると、暗い歩道をほんのわずかずつ、ゆっくりゆっくり歩をすすめていく小さな人影が現れました。
片手に杖、片手にはショッピングカートを引いた、ニットの帽子をかぶったお年寄り。
彼女は傘をさしていません。いえ、両手がふさがっていて、させないのです。
できるならば、他人の手を借りずに、やれることは、できるだけ自力で――、と、頑張っておられる方なのでしょうね。私自身も、将来は、きっとそう願うことでしょう。
最近、こんなお年よりをよく見かけるようになりました。
だけどね、ふだんはそっと見守りながら、でも、大変な時には、当たり前の顔して、遠慮なく頼めば、手を差しのべてくれる身近な相互システムがあったらなあ。少しは助けになるのに。
小降りといえど、濡れて行くには気持ち悪いくらいの雨の中。けっして他人事ではないシルエットを足早に追い越しながら感じた雨の夕べ。
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ルピナスさんの気持ちがよくわかります。
頑張っているお年寄りをみると、時々寂しくなります。
本人は頑張っているのにその姿が
人には哀れに見えてしまうのが哀しいです。
自分もそういう風に人に見られる時がやがて来るのですよね。
私の母はとっても元気だけど、あ、80歳のおばあさんなんだあと
思わされる時があって、やっぱり哀しくなるのです。
でもお気楽な私はそう見られるまで元気でいればいいかあ
何しろ団塊の世代ですから、みんなで年とれば怖くない
お年寄りの方たちだってーーみんな気を張って生きてるのですものね。そんな思いを抱くのは失礼かも知れないと思いつつもーー。もっと自然に、良い方法がないかなと、いろいろ考えをめぐらしてしまいます。
分かってくださってありがとうございます。