風に乗って甘じょっぱい醤油の匂いが漂ってきます。
葛西に住みはじめたころは、辺り一帯に漂う、匂いの正体が分かりませんでした。
けれど、10年ほど前、その匂いの元を見つけました。
佃煮工場。
いつも通るよりも、少し先の道だったので、気づきませんでした。
そして、つい1年前には、そこの直売店も発見。
佃煮は、ここが昔、海に近い街だったと思えば、なにやら懐かしい感じで、
おみやげへの出番も多くなります。
ここの”くるみ小女子” はおすすめ。とってつけたようですが。
蓮、海苔やアサリなどの漁業を生業としていた葛西。
区画整理で、湿地帯であったこの辺りは、宅地になり、今はマンションや民家が至る所に建っています。海は遙か彼方に後退です。
交差点を渡るとき、遙か彼方真っ正面に、臨海公園の大観覧車が見えます。
時にはかすかな潮の香と佃煮を煮る匂い。
昔、公園通り? ここは。
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