謡曲は、母方の祖父が嗜んでおりましたので、何か親しみを感じます。
「umeさんの軽井沢物語」から一部を抜粋してみました。
ーー日向吉次郎先生は、明治の頃からか、江戸から流れて小諸に移り住んだ、喜多流の謡曲の大家と聞きました。その先生の一番弟子だった父の許へは、冬になると一里(約4キロメートル)も二里近くも遠い所から謡曲を習いに来る人達が毎晩のように、五人、六人と組になって来たことを覚えています。
「先生は、昼間は凧をウナらせて、夜は自分でウナって(謡曲をうたって)いなさる」などと話題にしたものでした。
(小諸の光岳寺境内には、弟子たちの手によって建てられた日向吉次郎の碑があります。碑文は島崎藤村による)
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