「カラマツの下の花畑」・・・・♪

軽井沢での子供時代に作った落葉松の下の花畑ーー心は今も~!「草花」「99歳の軽井沢物語」「葛西スケッチブック」ほか。  

やっと晴れ舞台だというのに~~公園の事情

2015-08-23 | 葛西スケッチブック

中央公園を歩いていると、地面にはセミ穴がいっぱい開いている。
でも、その割には抜け殻を見ないなあと思っていたら、ひとつ葉裏についているのがあった。

腰をかがめて見ていると、犬の散歩に来た女性のかたが、
「何か探しているのですか?」
「いいえ、セミの抜け殻があったので、見ていたんですよ。ここは、セミの穴がいっぱいありますね」
「ええ。でも今年は、こんなにある割には、あまりセミが鳴いていないって・・・」
朝、お掃除のおじさんから聞いたという話を彼女は続けた。  

          

「セミの幼虫が穴から出てくるところを待ち構えていてね、鳩が、はしからみんな食べてしまうんですって」
この頃いやに鳩が集まっていると思っていたら、こんなことだったのか。

「長いことかかってやっと外界へ出てきたというのにね。一声も鳴けずに、飛べずに」
「カラスが小鳥のひなを襲ったりもしますしすね」
「自然界では仕様がないことなのかしらね・・・・」
「人間だって、いろいろな生き物の命を・・・・」

        

そんな話をして別れた。

    

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じゃぶじゃぶ池で

2015-08-21 | 葛西スケッチブック

公園のじゃぶじゃぶ池に連なる流れの中で、小1くらいの男の子と女の子がたたずんでいる。
(女の子の洋服を水で濡らしてしまったらしい)
男の子は、
「ごめんね」と言うように女の子の顔を覗き込んでは、しきりに謝っている。
が、女の子は許してはくれない様子だ。



       


男の子は、しまいには、自分のタンクトップの胸にジャブジャブと水をかけた。
そして、
「ね、僕のも濡らしてしまったから~~」なんて理屈をつけて、
謝っているのだろうか。
           
けれど女の子はふてくされたままだ。
男の子が少し離れて行きかけたとき、


            

「この服、私の一番のお気に入りなんだから~~」
女の子は絶対に許さない。


じゃぶじゃぶ池は、みんながずぶぬれになって楽しんでいる水遊び場だ。
その中に入って遊ぼうとしていたのだから~~なんてことは、女の子には関係ないようだった。

通りすがりの私は、見届けずに帰ってきてしまったのだが・・・
その後、どうなったのだろう。

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猛暑に映える巨大輪  ~アメリカフヨウ

2015-08-19 | いとしき草花たち


                

背丈を超す高さに葵科の大きな美しい花が咲いていました。





径20センチ近くはあろうかと思われる美しいヒラヒラの花びら。すっくと空に向き合う、夏の申し子のようなその花は、ヘタリなんか知らない。この暑さの中では、人はあえぎ歩きながら、ふと目をとめては元気をもらう。
アメリカフヨウ~~北アメリカ原産の宿根草。一日で散る「一日花」ですが、次々と花を咲かせます。

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四角い茎

2015-08-17 | 葛西スケッチブック

 

医院の前庭にハナトラノオ(花虎の尾)が咲いていました。タイミングが悪かったのか
いつものような賑わいがありません。




もう旧暦のお盆も過ぎたのだし、過酷な気象条件だったこの夏でした。




カクトラノオ(角虎の尾)とも呼ばれる花はシソ科。茎は四角なので、真上から見た葉の並びの端正なこと!




そして、こんな夕方の空はどんな物語を語りたかったのでしょうか。翌朝は、明け方に降った雨で道が濡れていて。。。
春にしか咲かない薔薇に、一つの小さな蕾を見つけました。


                    おまけ

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藤の返り咲き

2015-08-16 | いとしき草花たち

猛暑の日々ですが、ふとすずしげな花房を頭上に見つけました。



春4-5月頃にはたくさんの花を咲かせた藤の返り咲きでした。
二度咲き、狂い咲きともいわれる時節はずれの花。


      

ツツジの返り咲きはよく見かけるところですが、ナシやリンゴ、サクラなどのバラ科の植物にもあります。
藤は、けっこうたくさんの花房が咲いているのを見たことがありました。





友人のお宅の藤棚の端っこ。ほんの一部分でしたが再びの出合いは、暑さにへばっている
日々への気を貰ったようでうれしいです。

 

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