中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

チャカ(Chaka)塩湖

2006-10-03 00:15:45 | 中国のこと
 2005年6月に中国西北部の青海(Qinghai)省を訪れた。中国は雄鶏のような形をしている。その腰の辺りにあるのが青海省。その南がチベット、西が新疆ウイグル自治区。



 西安から双発ジェットのドルニエ機に乗り、約1時間で青海省の省都の西寧(Xining)に着く。

西寧空港で。西安のガイドの邵利明。


 青海省は標高が高い所で、チベットに連なる青蔵高原を形成し、チベット族も多く居住している。車で高原を行くと、所々にチベット族の風習である、経文を記した色とりどりの布(タルチョ)をつけた経幡が見られ異国的な印象である。

青蔵高原


経幡


 西寧の北西100キロ程の所に、青海省の名の由来である青海湖と言う中国最大の塩水湖がある。内陸の塩水湖としては世界第2番目と言う。青海湖はその名の通り美しい青い色をしている。



 青海湖の西50キロにチャカ塩湖がある。広大な湖の表面は塩で真っ白に見える。ここでは400年前から塩を採掘していたそうで、現在も大きな工場があり大量の塩を掘り出している。岸から沖まで延びた土手にレールが敷設してあって、沖で採掘した塩をトロッコ列車が運んで来る。この塩は塩化ナトリウムが96%の良質なもので、輸出もされていると言う。運び出された塩は地面に大きく野積みされていて、毎日採掘される塩の量は膨大なものだろうと思われた。

人工衛星から見たチャカ塩湖(Google earth)


右手の土手にトロッコ列車の線路がある


観光用のトロッコ列車


トロッコで運ばれた塩。ベルトコンベアで野積みの場所まで運ばれる。


野積みされた塩の山


塩の結晶