中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

2006-10-05 10:55:29 | 身辺雑記
 朝、顔を洗おうとして水が冷たく感じられ、秋だなと改めて思った。シャワーの後に体を拭くと空気がひんやりする。そろそろシャワーは不要のようだ。我が家の猫もこれまでは階段など涼しそうな場所を選んで寝ていたが、夜は私のそばで丸くなるようになった。卒業生が新米をくれ、知人からも新米とサツマイモを贈られた。久し振りに塩焼きのサンマを食べたが脂が乗っていて、はらわたの苦味が何とも言えないくらい美味かった。天も高くなってきた。夕焼け雲もいっそう美しい。やがて金木犀も咲き始めるだろう。





  秋は短く、時に寂しさを感じさせるが、それもまたいい。昨日の朝日新聞の連載「折々の歌」(大岡信選)に次のような句が載った。

 沖待ちのタンカー秋の燈(ひ)となりぬ (堤 保徳) 

 良い句だと思う。作者は若い頃、海運会社の外国航路の船員をして各国を回った経験がある人だそうだ。