中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

上海で

2010-12-01 08:38:21 | 中国のこと

  Hg君夫妻、Hr君の、いつものメンバーで4泊5日で上海を訪れた。私が上海にでも行こうかと言ったので、Hg君がインタネットで旅行社の格安ツアーを探してくれた。往復航空料金とホテル代を含めて1人6万600円。現地では自由行動というものだった。自由行動と言っても3人だけでは心もとないので、上海にいる知り合いの梁莉(リャン・リ愛称莉莉)に案内を頼んだ。莉莉はこれまでにも何回か上海や近郊の旅のガイドをしてくれた。

 

 宿泊したホテルは、上海の有名な観光スポットの外灘(ワイタン バンド)の近くにある。旧日本租界の近くにあって、周辺の町は古めかしい。ホテルは飄鷹(ピャオイン)大酒店と言い、三ツ星になってはいるが古い感じで、利用した旅行社の指定ホテルのようだ。格安ツアーの宿相応のものだったが、お粗末と言うほどのものでもなく、宿泊さえできれば問題はない。

 

 

ホテルの前の道路。

 

 

 ホテルの窓から。外灘に面する黄浦江の対岸の浦東地区にある、上海のシンボル的な建物である東方明珠塔(テレビ塔)。

 

 

  ホテルから外灘に向かって少し行ったところに、蘇州河という川がある。江蘇省の蘇州が東岸にある太湖から発して上海市に達し、市区内を流れて黄浦江に注ぐ。

 

 蘇州河の上流を臨む。向かって右の古い建物は上海郵政博物館。 

 

  

1860年に中国に進出したイギリス人企業家が、蘇州河の南岸に硫酸工場を建設して以来、この河の水質汚染が急激に進行し、やがては満潮時には流れが停滞して「黒いリボン」と呼ばれるような悪臭を放つ状態になった。1980年代から蘇州河の浄化プロジェクトが推進され、今ではかつての汚染された姿はなくなった。

 

 蘇州河にかかる橋で、朝早くから結婚する2人の記念写真の撮影が行われていた。中国では結婚式を挙げる前に新郎新婦で写真を撮るのが習慣で、豪華なアルバムを作ったりする。衆目を集める戸外で至って大らかにポーズを取ったりしている。

 

  

浦東地区の近代的な建物群。中央が東方明珠塔。その向かって右が中国一高い、地上101階、高さ492mの「垂直の複合都市」と言われる上海世界金融センター、通称森ビル。その右手がオフィス・ホテル・観光などの多機能のインテリジェントビルである、420メートルの金茂ビル。